ミュージックファイルシリーズ/MFコンピレーション 超空想リングサイド~格闘チャンピオン・マッチ~
このCDを買う前、発売元がコロムビアなので、北斗の拳の「愛をとりもどせ!!」などの発売元が違う歌は、カヴァーヴァージョンになってるのではないかと、不安でしたが大丈夫でした。(柔道一直線だけはコロムビアバージョン)
それにしても、このCDには結構レアな歌が収録されています。例えば、7曲目の「キックの鬼」は沢村忠さん本人が歌っている方の歌(東芝レコード)です。私の持っていたCD(コロムビア)では子供が歌ってました。聞き比べると面白いです。(音源が違います)また、姿三四郎の「シーズン」もレアだと思います。名曲です。
有名な猪木のテーマも入っててとてもお買い得なCDでした。(でも「キン肉マン旋風」がはいってればもっと良かったな)
タイガーマスク(7)<完> (講談社漫画文庫)
アニメと漫画で「タイガーマスク」の最終回は異なっています。
双方とも、リアルタイムでその完結を見届けた私に、しばらくショックから立ち直れないほどの衝撃を与えていったものですが、
やりきれなさという点では、漫画の方がはるかに強烈でした。
ですが、小学生の私を「いくらなんでもあんまりだ」と、夜も眠れぬほど憤慨させた最終回や、
そこに至る物語の最終盤を今改めて読み返すと、
当時はあまりに唐突に思えた展開にも、実はきちんと伏線が張り巡らされていて、
ひとりのヒーローの終末とはまさにこのようなものであろうという現実味が、しみじみと伝わってくるのです。
そんな風に感じられるようになったのは、あれから何十年か生きてくる中で私が、
幾人かの自分のアイドル。現実の生きた人間であったアイドル達の悲劇的な死や転落を、この目で見届けてきたからなのでしょう。
そういうものをしっかり見届けた大人の目で、この巻で描かれる、タイガーこと伊達直人の人生の最終盤を改めて読み返すと、
ひとりのヒーローの終末をこれほどまでの生々しさで描ききった作品は他にないのではないのかと、身ぶるいするほどの感動を覚えてしまうのです。
この巻で描かれる物語の最終盤、タイガーこと伊達直人は、自らのキャリアの頂点に登りつめる一方で、すっかり疲れ切ってしまい、
自分でも何かにつけて、それを口にします。
こんなタイガーの疲労感は、画面からもはっきり伝わってきます。
どんな苦境にあってもパワフルであったタイガーがずいぶん線が細くなったように感じられ、なんだかひどくいやな感じがするのです。
これはおそらく、制作現場の停滞感や疲れが、正直に画面に現れてしまっただけのことなのかも知れませんが、
たとえそんな興ざめなことが原因だったとしても、結果的には瓢箪から駒。
独特のけだるさと、やりきれなさが漂う画面と、不吉な予感をはらんだセリフの数々は、物語を巧みに悲劇的なラストに向かって誘導していきます。
ラスト近くで、原作の梶原氏はタイガーに、疲れ切った口調でこんなセリフを吐かせます。
「プロレスにかぎらず、ボクシングでも、チャンピオンたちはその栄光の絶頂に立ったとき、がたがたと負けはじめる。にわかに、そしてじつにもろく…」
子供の頃は今ひとつ実感の湧かなかったこの言葉が、いい年になった今の私には、身を切るような切なさと共に迫ってきます。
「タイガーマスク」の連載をあれ以上ダラダラと続けていけば、梶原氏はやがて、栄光の頂点からまっさかさまに転落していく、みじめなタイガーの姿を描かざるを得なかったでしょう。
そんな姿を描くことを避け、栄光の頂点に達したところで物語に区切りをつけてくれたのは、さっきも言ったような制作現場の生臭い事情によるものだったにせよ、結果的には、読者に対する大変な親切になったような気がしてなりません。
愛するタイガーのみじめな姿を見ることなく終わったが故に、我々ファンの胸には今でも、強く、涙が出るほど一途であったタイガーの雄姿が、初めて出会った頃と変わらぬ鮮やかさで焼き付いています。
あれから四十年近くたった今、日本の各所に「伊達直人」が出没し、小さな善行を実践しているという話を聞くにつけ、
タイガーのまばゆい雄姿が、初めて出会った日そのままの鮮やかさで胸に焼き付いている人のいかに多いかを、しみじみと実感せざるを得ません。
FEVER タイガーマスク サウンドトラック
パチンコで速攻で大量出玉が期待できる「タイガーマスク」が大好きなので買いました。
大当たりしないと聞けない曲や普段の遊戯中の音楽が余すところなく収録されており、
パチンコ好きのみならずタイガーマスクファンであれば満足の一品です。
個人的には「IF」がお気に入りです。
パチンコのST中にかかる音楽ですが、こんなのを聞いてドライブしたら、スピード
違反で捕まってしまいますよ。
タイガーマスク
何がうれしいって、テレビ版オープニング主題歌がSEなしで入っている!
1番と2番の間の間奏は、テレビ版のが一番かっこいい(と思っている)
のですが、これまでのCDに収録されているのはレコード版ばかり。
このCDではじめて歓声がかぶさらないあの間奏を聞くことができて
感激です。
残念ながら、感動の最終回で使われた曲は収録されていませんが、
あれは劇場用作品「ちびっこレミと名犬カピ」からの流用らしく、
それじゃ仕方ないか、ってとこです。
タイガーマスク BOX 1 [DVD]
当時のプロレス・ブームの一翼を担ったアニメでした。テレビ上映されていた頃は、スポ根作品が多くて、どれも涙と汗が底流にありました。「タイガー・マスク」は、「孤児院から出世したレスラー」でしたから、涙は底流にありましたが、元来強いプロレスラーでしたね。
名前も「伊達直人」で、かっこいいスポーツカーを乗っている姿に、憧れを感じました。
テーマソングは、今でも鼻歌に出てきますが、エンディングの「みなし児のバラード」もいい曲です。伊達男の強さに憧れたアニメでした。