コーエー定番シリーズ ロイヤルブラッド
内政や軍事コマンドを重ねて国力を増やし、隣国へ攻め込み領土を拡げる。イマジネイションゲームとは言うが、天下統一が最終目的のシミュレーションゲームです。
ただ、その中で魔術師が登場したり、傭兵・モンスターなどを金で雇ったり、妖精が登場し国力に影響を与えたりと、コマンドを駆使して行くたびにファンタジックな要素があるという、今にして思うと単純ですが、シンプルイズベストという言葉があるように、シミュレーションゲームの基礎に忠実な非常に廃れぬ魅力を持ち続ける作品です。
また、midori(新田真澄[現・伊藤真澄]×伊藤善之)作曲による音楽が、このファンタジー世界に彩りを与えているのです。想像力の余地止まぬロイヤルブラッドは、一度プレイしてみて損はありません。
ペイパー・ブラッド
日本盤のボーナストラック「Long way home」で、Johnは一部を日本語の歌詞で歌っています。非常によく聞き取れる部分とそうでない部分があり、またボーナストラックの歌詞が載せられておらず、説明も無いので、誰しも空耳か?と思いますが、本当に日本語だそうです。AndreとJohnは相当、日本語から遠いと知っていて出したようなので、気は心?なのでしょうか。。。「Paradox」に収録されている「Long way home」には日本語訳があり、そちらを見ろ、というつもりらしいですが、メロディーに合わせてかなり言葉の変更があり、あまり参考にはなりません。Royal Hunt が日本のファンのために企画し、多忙なJohnがわざわざ練習してくれたのかと思うと感激しますが、AndreとJohnしかわからない歌詞で歌ってもらって果たして嬉しいのかというと、、、?
アイズ・ワイド・シャット オリジナル・サウンドトラック
「EYES WIDE SHUT」公開直前、僕はまだ中学生でしたが、深夜番組の合間に何度かこの映画のCMを観て、なんだか分けの分からない色気の欠片みたいなものを感じていました。それから数年たってこの映画を観、これが非常に重要な一作であることが分かったのですが、僕がこの映画のサントラを買ったのは、やはり中学生のときに深夜に見た、あのCMの余韻を未だに引きずっていたからだと思います。JAZZとオーケストラを主に音楽界のベテランが集結し、ネリにネって案外シンプルに素晴らしいコンピが完成しました。といって昔から有名な名曲も入っています。キューブリックから学ぶべき物は絵やシナリオだけではないと思います。彼は理屈以上に感覚を重要視した人ですから、彼の選曲というのは一種のキューブリックユニバースなわけで、研究価値は十分になります。
なんとなくイメージとして「こういうのあったらカッコいいなぁ」というのを完成度高く具現化するとこういうアルバムになると思います。これはジックリ聴いても、何かの片手間に聴いても、重宝できる一作であります。
BLOOD ROYAL Princess.2 ミルテ [DVD]
そんなアニメでしたね。キャプテンに酷いことされてもなお、次第に心を開いてというか、許している、そんな感じですね。
内容は予め事が進んでいるのでこれ以上書くとネタバレとなりますので、控えますが、結末はこういう始めっから不幸のどん底に居ながら、最後までそのまま、という訳じゃないんですね。
ああ、良かった。
ミルテが、咲夜がそれぞれ己れの道へ、自分で選んで進んでいくことを決心するということで、アニメにしてはなんか、スジの通った構成で良かったと思います。
ロイヤルブラッド 2 ~ディナール王国年代記~
平たく言えば、同社の三国志の西洋ファンタジー版。
経済を発展させ、兵をそろえ、キャラに率いさせて敵陣を落としていきます。
ただ、三国志同様に戦術よりも力のごり押しになるので、後半はちょっとだれて来ますね。
攻城戦略のほかに、キャラクターを4人選択してダンジョンに潜る事ができるのですが、これがかなり面白いです。これだけでゲーム一本として成り立ちそう。ちなみにこちらはルナティックドーンの雰囲気といったところです。
惜しむべくはシナリオ。個性豊かなキャラクターが沢山いて、各々プロフィールまで所持しているのですが、それに関するイベントが無い。「色々考えてはいたけど納期に間に合わないから出しちゃいました」という感が拭えません。