バンドスコア the pillows Best Collection (バンド・スコア)
今までスコアを出すことの無かったthe pillowsですが、この度遂に発売されました。
曲目には人それぞれ不満があるでしょうし、譜面はthe pillowsが監修とのことですが、やはり多少不備がある模様です。
しかしやっと公式スコアが出されたこと、これに自分は5つ星を上げたい。
これを皮切りにオリジナルアルバムのスコアも発売されると嬉しいです。
僕たちの未来【初回限定盤】(CD+DVD)
良いです。この一言に尽きます。
配信限定曲を除いて先行シングルがなかっただけに、楽曲についてはまったく謎に包まれたまま発売日を迎えたワケですが、
10周年を迎えた今もしばじゅんクオリティは健在、楽しみに待った甲斐があるというモノです。
しっとり聴かせる弾き語りあり、ロックテイストを漂わせる重いナンバーあり、穏やかなバラードあり…
本音は、『カラフル』や前作収録の『君にしかわからない歌』のような、キラキラした軽やかなポップスも欲しかった所で、
悪く言えば、似た曲調のトラックが幾つか連続しているようにも感じられます。
良く言えば、それぞれが程良く個性を持っておりつつ、アルバム全体の雰囲気を損なう事なく溶け込んでいるという印象です。
また歌詞に関して言えば、過去の恋愛を思い返して感傷に浸るようだったり、想いの擦れ違いから危うくなる二人の関係だったり、
全体的に悲恋を唄った物が多いようです。
この報われない切ない感情・情景の表現センスは、しばじゅんならではですね!
最近流行りの“泣き歌”なんていう薄っぺらな物とは一線を画する深みがある。
時に『桜日和』では別れても愛おしい人への気持ちを、温かみのあるメロディに乗せて優しく歌い上げたり。
時に『マナー』では結構速めのBPM(もしかして過去最速?)で、曖昧な態度の恋人を冷たく突き放してみたり。
地味ながらもじわじわくる曲が揃っています。
あと、あまり他の方のレビューでは触れられていないようですが、豪華特典のうちの一つ、絵本も秀逸です。
サラッと読めてしまいそうな十数ページの作品ですが、「なるほど」と思わせる内容の絵本らしい絵本ですよ。
ちょっとした笑いを誘う、しばじゅんらしいユーモアも散見しつつ(笑)。
購入するなら、完売する前に初回盤にされる事をオススメします!
この世の果ての家 (角川文庫)
兄さんと母さんを亡くしたボビーに恋したジョナソン。少年時代の初恋が70年代のオハイオ州の田舎町クリープランドを舞台に始まる。二人は兄弟みたいに仲良く毎日ジョナソンの家でジョナソンのおっかさんの手料理の夕食を食べ、ロックを聴き、マリファナを吸い、生きることの喜びをともにしながらセックスもする。孤児になりつつあるボビーを18歳でニューヨークに上京したジョナソンはずっと都会で生活をたてていくのに、ジョナソンのおっかさんはボビーをもう一人の息子としてともに暮らす。体がでかいだけで愚直なボビー、小柄で機敏で賢いジョナソン。ジョナソンの性癖が男にしか向かわないのをおっかさんは自分のせいにする。ものすごく長い物語なので30年くらいの時間の過ぎ方が長編小説になっているから、マイケルがボビーが孤児になるまでを書いた短編がなんとなくジョンアービングの初期の頃のガープの世界ふうでよかったのが、淡々とたディテールで読ませるグレーゾーンに入り込んでしまったような感じがする。ゲイの小説はたくさんあるけれど、15歳前後から始まる少年の物語はたとえば海辺のカフカにもあるように家族からの脱出、すなわち家出による世界への旅立ち、トルーマンカポーティの遠い声・遠い部屋だったかに通底するもし僕が男と女の子供でなかったら、どこにでも行けるのにという少年の冒険心にあふれていてみずみずしいのに。ここにはたとえばゲイ特有の病エイズが現れることによって急速に年老いてしまった長編小説になってしまっていることがすごく哀しいね。
新説 牡丹灯籠 壱~この世の果て~ [DVD]
作品としては面白くもなく、つまらなくもなく。
ただまりちゃんの濃厚?な絡みが最後の方にあります。寝っころんでも重力に負けないおっぱい。最高です。
しかも声が可愛い!
相手役の俳優さんがうらやましくなります。
まりちゃんにオマケして評価は★4つ。
ただ購入するほどでもないですよ。
裸を見るなら今までの作品で十分。
おっぱい揉まれてるまりちゃんや、キスを見たい人は購入して下さい。
レンタルでもあるから、借りて見た方が良いんじゃない?
旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)
本屋でたまたま見かけ、挿絵が気に入り衝動買いしてしまったのですが、中身はそれ以上の物でした!
全てを捨てて旅に出た少年と少女の道中の様子や、その地その地で出会った人々との出会いや別れが時にもの悲しく、時にコミカルに描かれています。文章も簡潔で読み安く、かつ心情などはしっかり表現されています。さらに喪失病という病による背景と世界観。どれをとっても素晴らしい出来だと思います!特に少年と少女の会話やほんわかした雰囲気が自分的にはかなり好きです。
物語はまだ続きそうな感じはしますが、続刊が出るとなるとどうでしょうか…少年と少女の最期を見る事になるとすれば正直自分はこのままで終わっても…複雑ですね(苦笑)でもそれくらい考えてしまう話です。
あったかく、でもとても切ないような、そんな気持ちにさせてくれる本です。新しい本をお探しの方には是非おすすめします。