ピコピコ少年TURBO
この本は少年時代のゲームにまつわる思い出を漫画にしたもので
ゲームに子供の頃ハマった人にはとても楽しく読めます。
風邪で学校を休んだのにファミコンをする、不良に怯えながらもゲーセンに行く
ゲームで同級生と喧嘩になる、駄菓子屋にあったゲームの筐体。等々
ファミコン世代にはあるあるネタとしても読めておもしろい。
また、漫画の主人公はもちろん作者自身を投影したんでしょうが
主人公はスポーツも勉強もできず、ゲームに対しての情熱だけは滑稽なほど人一倍で
普通の人から見たら惨めでさえない青春時代にも見えるかもしれない。
実際、どの話もギャグタッチだけど、妙に切ないものばかりです。
僕も主人公と同じような感じだったので、楽しみながらも心うつものがありました。
作者は後書きで、そうした青春時代を後悔している面も少し認めつつ
「自分の過去を肯定し、自分を励ます僕のための本」と書いてます。
僕も励まされました。続編も書く気満々とのことで楽しみにしています。
幽霊VS宇宙人 1 [DVD]
名前の通り、幽霊話と宇宙人話を1話ずつ収録したDVD。
1話目は清水崇監督の「怪談・こっちを見ないで」
要するに幽霊が出るよ、という話なんだけど、怖い部分も笑える部分もゴチャっと混じった感じの不思議なテイストの話でした。
2話目は豊島圭介監督の「ぼくの宇宙人」
宇宙人の赤ん坊を巡る群像劇。
笑っていいのか感動していいのかなんだか困ってしまう、1話に輪をかけて変な話でした。
両監督が今作っている映画やドラマに比べるとチープではあるんですが、なかなか変な映画で面白いです。
ゆうやみ特攻隊(9) (シリウスKC)
この巻から本格的に翔平がバトルに加わり、さらにアクションの色味が増した。
おどろおどろしいホラーやドロドロの人間模様も若干成りをひそめ、バトルアクション漫画と言える一冊に仕上がっている。
しかし単純な作りでなく想像を掻き立てる謎も又見え隠れする。「うつぼ神」が与える力の共通点、翔平の得た力は単純な身体能力だけなのか?、未だ明かされない花岡隊長の「特質」とは?、うつぼ神という強大な存在が居ながら、「ミダレガミ」こと冴火を異常なまでに信仰する真意は?
しっかし、脇役どころかモブキャラでも不思議じゃなかった翔平がここまで主人公化するとは。
焔の眼(2) (アクションコミックス)
今回も大量の死人が…相変わらず陰惨ながらも、しっかり鬱憤をブッ飛ばしてくれます。新しい仲間(一巻の冒頭に出ている?)も加わり、更なる理不尽に立ち向かっていく。
人間離れした武力を持つクロはさながら某オーガ。沙羅もその武の才能を垣間見せてくれます。
ややマンネリを感じるかも知れないが、ゆうやみ特攻隊に通ずる○○無双的王道パターンはやはり面白かった。
押切ファンなら買いましょう。