テイルズ・オブ・デスティニー2 オリジナル・サウンドトラック
ゲーム中の音色そのままなので、場面を思い出しながら聴くのに最適です。というよりも、聴いていると自然に場面が思い浮かぶ、と言った方がいいかもしれません。
ジャケットのデザインも秀逸です。パッケージ表のカイル、リアラもかわいいですが、中のガラスが割れたようなイラストもカッコいい!封入されている曲目を書いてある紙の質も良く、あらゆる意味で完成度が高いと思います。
このゲームの音楽が好き、と言う人は絶対に聴いてみるべきです。曲数も多いし聴き応えたっぷりです。
テイルズ オブ デスティニー
あのテイルズシリーズの一つであるゲーム。
このゲームは、普通のRPGと違って、バトルシーンがとてもリアルで驚きました。
キャラクターが動く動く!と、アクション的なバトルになっています。
キャラクターたちもよくしゃべるのでそれがまたいい!フィールド画面でしばらく止まっているとキャラクター達が会話をし始めるのも面白いです。何よりキャラクター達の声が最高。
ストーリーも楽しさあり、シリアスあり、ホロリとくる場面あり…。もうスゴイ!
リアリティーあふれるバトルを体感したい人はどうぞ。
テイルズ オブ デスティニー ディレクターズカット(通常版)
97年のPS版の声優さんをそっくりそのまま起用したらしく、自分のよく知る声優さんがメインキャラや悪役をやってるのは嬉しい。おそらく、90年代でお馴染みだった有名声優さんが総出演のRPGとしては、これが一番新しく、最後の本格的RPGだったんじゃないだろうか。
スタン編ではリオンが生意気な奴にしか思えず、ムカムカしていたが、リオンサイドで彼の苦悩や人間性が分かって、逆に好きになった。裏では美人メイドにべったり…ではなかったのかと。
ただ、結構AIがダメなところも見受けられた。フィリアとか、前線に出ないようにして欲しいのに、「敵の数を減らせ」「危険な敵を狙え」でも、フィリアボムとか使いに前線に走ったりする。技を使用禁止にしたら、ただの通常攻撃(剣斬り)しに走ったり…。「術しか使うな」とか具体的な作戦が欲しかった。
強力な術覚えても、CCは足りててそんなに使ってくれない。「ライトニング」をONにしとくと、そればっか使うし、弱点の術を的確に使ってくれない。光が弱い敵に炎の術使ったり…。
ボスのBGMでも、黒幕の腹心3人と戦う時のBGMがカッコいいです。
でも、やはりテイルズ初心者には戦闘は難しく、慣れるまでに時間がかかった。
テイルズ オブ デスティニー(特典無し)
以下の感想は物語に焦点を合わせたものです。
けちょんけちょんにけなすほどひどいできではなかったように思うけれど、良いところも悪いところのせいでブラスマイナスゼロになってしまった印象です。
PS版でファンから支持されていた部分、この作品の魅力となっていた設定やら物語の持つ雰囲気などが踏襲し切れておらず、変更された点も皆さんの言うとおり「改悪」といった感じです。
物語とキャラの設定や脚本、良かった台詞はいじらず、せめて新しい部分はプラスαで押しとどめておいて欲しかったというのがわたくし一個人の心情です。
あと、主人公スタン、リオン、ルーティなどメインの人々の性格が散々言われていますが、違うなあと・・・。
特に一番突っ込みいれたかったのが、スタンとリオン。
天然は天然で楽しかったですが、ルーティなどに馬鹿にされても言い返して更に返り討ちにあって喧嘩して…ってやり取りが好きだったので。
そしてリオン。なんだか「実は素直じゃないだけでいい奴なんだよ」というのを自身で感じ取る前に、前面に押し出していて「ああこういう子なのね」とあざとくわかってしまう感じがする演出のような気がしました。
そもそも、彼はたった一つの大切なもののために、自分自身を含めて友人、家族全てを切り捨て、最後まで信念を貫き通した人物、と思っていたのですが…PS2版では結果的に色々と中途半端になってしまった感じ。
リオンの優しさやら不器用さは回りに中々理解されないで、むしろ誤解されるくらいでちょうど良かったです。それでこそのラストな気がするので。
いまの技術を使えばもっと素晴らしいものに昇華できたのではと、未だに悔やまずにはいられません。
少々辛口ですが、今回のPS2版TODは私にとってセルフカバーという名を着た、TODの副産物というのが総合的な感想です。
追記・戦闘などにかんしましては、個人的に今までのシリーズをやってきたものとしては楽しくて爽快感もあり、とっつきやすかったです。
テイルズオブデスティニーディレクターズカット-儚き刻のリオン (5) (電撃コミックス)
最終巻です。
シャルティエにリオンが拒絶の言葉をかけた時は悲しかったですが、
危険な時でもシャルを使わず、自分の勝手でシャルを汚したくないと、本音をぶつけたリオン。
もう感動です。
最初は「リオンは身勝手だな・・」と、思ってましたが、
そんな想いがあったとは!
リメDとは違った和解の仕方。
こっちの方が断然良かった。
マリアンのために、リオンは誰にも相談することなく、ヒューゴの手駒として動いてましたが、
海底洞窟でスタンたちと対峙し、スタンの言葉に心揺れ、最後は彼らのために自らの命を賭した場面は、
ゲーム同様感動です。
カスカベさんは、本当にリオンをカッコよく、綺麗に描いてくださいました。
リオンがもっともっと好きになりますよ。