不毛地帯 DVD-BOX 1
自分はずっと見続けたんだけど、この重さでは視聴率はふるわないのではないかと心配になったりして。
細部まで作り込まれているので、ゆっくりと見たいから、録画して時間のある時にみていた。
ツィッターなどを見てみてもそういう人は相当多いようで、それが視聴率も若干影響したのかと。
隙がなかったと思います。
役者さんについては、それぞれが素晴らしくて、「これこそプロの仕事」と感動した。
音楽も良かった。
坂本龍一の曲もこの作品を見て生まれて来る複雑な感情を思わせる。菅野さんの曲も、流れていたそれぞれのシーンを思い出す事が出来る。たんなるBGMでなく、しっかり音楽と映像が戦って、見ている自分に訴えかけていたんだなと思う。
このドラマの仕事に携わった方々は、それぞれの方が仕事冥利につきると感じたのではないでしょうか。
大地の子 全集 [DVD]
「大地の子」の原作を読み、感動しました。さらに、映像を見て、さらに溢れ出る涙を止めることはできませんでした。
仲代達矢と上川隆也の熱のこもった演技は、ドラマを越えたものです。ストーリーと社会的背景が、映像を究極の作品にしたようです。
「現実はドラマよりも奇なり」といいますが、日本人孤児が中国人夫婦に養われ、文化大革命後に製鉄所建設の責任者となって仕事をすることを通して実父と再会するなど、まさにフィクションではありながらっても、事実としてあったような感じを受けます。
このDVDは、長く語り継がれる貴重なものです。
運命の人(一) (文春文庫)
山崎豊子の待望の新作ということで書店で見かけた途端、1、2巻あわせて買いました。
1巻では主人公で政治部の新聞記者・弓成亮太が沖縄返還に伴うスクープを血眼になって求める様が
最初に描かれる。また返還の影に行われた密約が行われるシーンもある。
外務省事務官である三木昭子との関係は1巻では特にセンセーショナルには描かれず、問題の密約の
証拠を入手するシーンも省かれていて、何時の間にか弓成が入手している。もちろん実際に入手した
シーンは後で挿入されるのだが。
当時の政治家がほとんど実名に近い仮名で描かれ、誰が誰なのかを調べていくのも面白い。
あっという間に読み終わった。
女の勲章 (上巻) (新潮文庫 (や-5-38))
洋載学校を巡って、タイトル道理、我れー私こそわと、勲章を求め蠢く、人間の欲望を描いた面白いお話です。理想を求める人々、ただーただ現実のみにすき進む人たち、本当の幸せは何処に果たしてあるのでしょうか?。
運命の人 オリジナル・サウンドトラック
申し訳ないが作曲家の佐藤直紀氏が他にどんな作品を創造しているかは知りませんが、結構有名な映画のサウンドトラックを手掛けている方のようである。それはさておき本作品についてであるが、ドラマをご覧になった(なっている)方々はご存知でしょうがストーリーは非常に緊迫感漂うドラマである。ストーリー自体がそうであるが、それに一役かっているのがこのサウンドトラックである。ストリングスを用いている曲はテーマ曲を含め、どれも重く緊張感が漲っている。聴いているとドラマの主人公弓成亮太の事件に翻弄される波瀾万丈の人生が浮かんでくるようである。ストリングスパートは中のクレジットを参照するまでもなく本物を使用している。対照的にリズムパートは打ち込みのようである。サックスが主題テーマを奏でる曲(タイトル:孤独)も弓成が控訴審で負け、一人さまよう様子が浮かぶ程の孤独感を聴く者に与えるだろう。本日の最終回を見終えた後もドラマとは切り離してこのサウンドトラックは聴くだけの価値はあると思われるので是非購入を検討されている方は買って聴かれる事をお勧めする。また私自信も佐藤直紀氏の他の作品にも注目してみようと思う。