ハンティング・パーティ -CIAの陰謀- [DVD]
リチャード・ギアは、ダライ・ラマを崇拝するチベット仏教者であり、中国のチベット人弾圧を批判して北京オリンピックのボイコットを呼びかけるなど「人権」活動に熱心なスター俳優として有名ですが、本作は、その社会派俳優としての面を強調する作品となりましたね。
雑誌エスクァイアに掲載された手記の映画化ということで、一応実話という触れ込みになっています。敵の大物フォックスなる人物も、実在のラドヴァン・カラジッチがモデル。カルラのリスト筆頭であり500万ドルの賞金首で、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争における民族虐殺を行ったとされる"極悪人"です。
この男の捜索の過程で、3人はCIAに間違えられたり、裏世界の人物と知り合ったり、極秘情報を得たりする。ウラだのヒミツだのばかりなので、実話かどうかは結局のところ3人にしかわからないですが、案外、本当のことが多いんじゃないかな。
危険とスリルはたっぷりで、耳を切り裂く銃撃・爆撃音と、ユーモアを交えたテンポ良い語り口で、見ている最中はハラハラドキドキ。「俺は政治なんかどうでもいいんだ。人が殺されるどきどきするような映像を取って高く売る。それしか興味がない」とでも言わんばかりの調子で、突き進みます。冗談めかしながら、けっこう本気なんだよね。
サッカースカウティングレポート 超一流の分析
この本をワールドカップ南アフリカ大会の観戦の前に読むと今までの何十倍も、何百倍も楽しめるはずです。
よくよくサッカーを理解している人でも、さらに「観る目」に磨きがかかるはずです。
選手の癖を見抜き攻撃に利用するというのもよく耳にはするが、その解説を読むと唸ってしまう。
この本は全サッカーファンに読んでもらいたい、お勧めできる作品です。
Lonely Planet Croatia
日本版のクロアチアのガイドブックは探してもほとんどないんですよ。地球の歩き方が唯一(?)で40頁位なもの。この本は一冊丸ごとクロアチアです。購入してみると思ったよりも版は小さく旅行に持っていくのにも便利。英語がもっとわかればと悔やまれます。
世界の国歌
これまで国歌のCDをたくさん買いました。でも、多くの場合、現地の演奏とかけ離れたアレンジやテンポにがっかりさせられてきました。このCDは、その点、かなり元曲に忠実な演奏が多いと思います。(ウズベキスタンなど、一部中央アジアの国々の国歌については、テンポやアレンジに不満がありますが...)。もちろん演奏の質は、他のアルバムの追従を許さない完成度です。資料的価値があります。ただ、収録されている国がもっとバラエティーに富んでいれば、さらによかったのにと思います。