POPEE the ぱ フォーマー Vol.2 [DVD]
予算が限られたCGの世界という条件を巧みに使いこなした作品です。
元々台詞も無い不条理ギャグの世界ですから、複雑なアイテムより、
爆弾、ナイフ、フライドチキン・・・といった単純かつ符号化された
アイテムを繰り返し登場させる事で見る側に負担をかけない作りになっ
ています。
個人的には3巻中この巻が一番好きです。
パッケージがケダモノだから?パピーが登場するから?
それとも一番グロいから?何故だろう??
POPEE the ぱ フォーマー Vol.1 [DVD]
最初見たときは、『なんてブラックユーモァのある話なんだろう』って思い、『これは子供には見せられないな!』と思った矢先に、うちの3歳になった娘が大喜びで見ていました。
一話が5分ほどのショート・ストーリーです。気楽に見られて、後味すっきり。
まずは騙された!と思って見てみてください。
きっとポピーやけだものが大好きになりますから。
マネジメントの日米逆転が始まる
教科書や伝聞からではなく、日米の経営を実体験でまともにフォローしたものがたどり着くのはみな同じ結論です。著者の指摘する、奴隷から搾取するアメリカの経営とは言いえて妙です。この残酷な真実を隠蔽するために作り出されたのが、アメリカン・ドリームという壮大な建国神話であり、それに学問的な衣装を与えているのがアメリカの新古典派経済学と金融工学、そして経営戦略論という精巧なイデオロギーと制度なのです。必然的にそこに漂うのは、「宣教師」の腐臭です。
この制度に刃向うものは、実生活上も学問的にも抹殺されてしまいます。この制度のグローバル化を目指したものが時価会計やIFRSでありバーゼル規制なのです。この本質を見抜かずにこの仕組みに適応しようとする日本人は戦前の革新官僚と同じようなものです。知らない間にディストピアに向かっているようなもんです。
建前と一軒洗練された用語とは別に、アメリカの経営戦略の本質は市場の独占とそこでの商品の掠奪的な値付けそしてコスト削減です。短期的には、アメリカン・イデオロギーの権化ともいうべき「市場」はそれを評価します。そこからはお定まりのherd behaviourです。全体としての適合性は考慮されず、個別のアクターの論理的な利益極大化の単純な加算がシステム全体としての適合につながると安直に仮定されています。しかしながら中長期的な成功と革新は別な話です。その先に待ち受けているのは、維持できないバブルとその破裂です。
それに対比されるのが日本の経営ですが、増田氏が指摘するように、ここまで理想化できるかどうかは疑問です。そして増田氏がいつも最後に覗かせるアナーキストとしての姿もこれはこれでグロテスクなものです。
ところで最後の年号の符合は意味深ですね。サンフランシスコ講和条約から60年、ニクソンショックから40年、湾岸戦争から20年ですか。なんか世界の問題の根源はどこにあるのかが示唆されています。
稲盛和夫の実学―経営と会計
初版(1998年)から10年の月日が経っても、その魅力が朽ちることの無い会計学の名著。
京セラが、地方の零細企業から、現在の地位を獲得するまでの過程で、常識に迎合すること無く、自らの頭で本質を考え、「会計」と格闘しながら、京セラ独自の経営学を築きあげてきた著者の思考をたどることができる。
その根底に流れているのは、会計学という枠を超えた、「人間としての哲学」である。本書を読めば、会計学というフィルターを通じて、会社経営のあり方、経営の基本的な考え方だけでなく、人間としての本質を考えるきっかけを与えてくれるだろう。
会計不正等が報道されている現在、一人でも多くの人が本書に触れて、会計の意義について再考して欲しい。
Midnight Comedy Theater「温泉タマゴ」~湯けむり奇談~ [DVD]
2本の実写ドラマと捻った作りのCGアニメが合体した変なVシネマ。
人間とロボットの恋いを描く「背流しユーナ」は、ちょっと切ない。
幽霊の見える少女と幽霊やくざ達の「美子の第六感」はバカバカしくて楽しい。
CGアニメは実写の主演の二人がCGのキャラクターになって、温泉タマゴのキャラクターとドタバタを繰り広げる。
温泉タマゴのキャラクターがキモカワイくてイイ!
特典も長くて、十分に楽しめました。