ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)
今回は今までにも増して、ハリーの心理描写が深くなっている気がします。
その分重くなっているのですが、でも、15歳というハリーの年齢や、負わ
されている課題の重さを考えれば、様々な負の感情があって当然なわけで、
その感情をごまかすことなく描く著者の態度を私は尊敬します。
シリーズが始まった当初は内容の明るさ、痛快さが受けていたため
(もちろんそれだけではありませんが)、次第に暗さを帯びてきた
ストーリーの内容に年少読者の保護者からは反感を買っている、という
噂を聞きました。
確かに、登場人物に課せられた残酷なまでの宿命は、小さなお子さんが
読むには相応しくはないかもしれません。
ですが、この作品は最後には愛情の与えてくれる強さ、一番大切なこと、
そういったものを示してくれると思っているので、現時点で許容量以上
と感じる方はもう少し待ってみて、時間が経ってからまたチャレンジして
ほしいと思います。今は辛いですが、シリーズエンディングは絶対、
「読んでよかった!!」と思える作品だと確信しています。
諦めないで下さいね。
ハーマイオニーの洞察力の深さや、ジニーの理性的な態度など、登場人物
の成長ぶりがきちんと描かれているな、と感じました。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ハリーポッターのゲームをプレイするのは、ゲームキューブ版のアズカバンの囚人に続いて2回目ですが、これぞまさしくハリーポッターのゲームといった感じだと思います!!
ホグワーツ城が忠実に再現されているんではないでしょうか!?
個人的にアズカバンの囚人がイマイチだったのもあるかもしれませんが、このゲームはとても楽しめました。賢者の石からこういうグラフィックで作ってほしかったです。
ハリポタファンならぜひやってみるべきでしょう!!!
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
「ハリー・ポッター」シリーズの5作目となる同名の映画をゲーム化したもの。
登場人物の関係や要所要所で出てくるエピソードを理解するためにも
少なくともそれまでの映画4作品を観ておいた方が良い。
ホグワーツ魔法魔術学校を舞台に
生徒や先生たちの依頼をこなしていくクエスト制の3Dアクションゲーム。
映画の世界観の再現は非常に優秀で
キャラクターの顔もそっくりな仕上がり。
難易度は全体的にかなり低いし、ゲームオーバーにならないので
「ハリー・ポッター」シリーズが好きなファンが気軽にプレイするのにも向いている。
特徴的なのは右スティックを動かすといつでも魔法を出せるシステムで、
覚えやすいコマンドで6種類の魔法を操れるのが世界観に浸れて良い。
しかも学校内に魔法でアクションを起こせる様々なオブジェが点在しており、
適切な魔法を使用することで変化させられるのが楽しい。ここは非常に優秀。
やや残念なのはメニュー周りの造りやメッセージ表示関係で
大き目で不細工なフォントや、操作しづらく反応の悪いメニューが辛い。
一番の難点は主人公の近くに出る目的地へのルートを示す足跡の
表示が遅い上に方向も見辛いこと。
クエスト制のため、いろいろな目的地に向かって走るのだが、
なかなか表示されなかったり、前後の区別のしづらいので
確認のために頻繁に立ち止まるのが面倒。
舞台となる学校は非常に広くて探索し応えがあるし、
どこも映画で観たシーンばかりなので自分の足で歩けるのが楽しい。
回収物やクエストが割と多いので何度も歩き回るが
そのおかげで、映画では断片的にしかわからなかった
場所と場所とのつながりがよく理解できた。
カメラが自由に動かせない割に、少し見難い場面があるが
キャラクターゲームとしては世界観の再現度が高く、
ゲームとしてのやり応えもあるので十分によくできている。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 [Blu-ray]
「ハリー・ポッター」シリーズの映画第5弾。原作は未読。
今回はダンブルドアやハリー・ポッターを目の敵にしている魔法省に対抗するため、
ハリー・ポッターたちが仲間を集めてダンブルドア軍団を形成する流れが中心となり、
それに加えて宿敵であるヴォルデモートとの対決が展開される。
相変わらず、これまでの作品で登場した人物や
エピソードが引き継がれているので
前4作をしっかり観ている必要がある。
他のエピソードに比べて、仲間の生徒たちと協力して訓練を積み、
脅威に挑む流れはなかなかによかった。
敵側も味方側も集団で、それぞれの能力が見れたり
派手な戦いっぷりを楽しむことができる。
ただし、ハリー・ポッターたちが戦う相手が
アンブリッジを代表とする魔法省だったり
ヴォルデモートを代表とする死喰い人たちだったりとブレるため、
話の本筋が定まらないように感じた。