ロードバイクQ&A 今さらきけないソボクな疑問
「今さらきけないソボクな疑問」のタイトル通り、かゆいところに手が届く良書です。
ロードバイクに興味を抱いた初心者が必ずぶつかる、さまざまな疑問が雑誌2冊分の料金で、ほぼ解消します。
この本を読んだからといって、速く走れるわけでも、フォームがきれいになるわけでもありませんが、
雑誌の記事をより深く理解したり、ショップの店頭で商品を選ぶ際の「知識」は一通り身につくのではないでしょうか。
何でも理屈から入りたい親父ライダーには特にオススメです(笑)。
ロードバイクの構造やパーツの解説といった王道の内容から、
ビブラムショーツを着たときにトイレをどう処理するかといった、ちょっとおバカな(でも切実な)話題まで、
ロードバイク初心者が知りたいことに、やさしく、かつ丁寧に答えてくれます。
ヒルクライマー
作者も述べていますが、決して感動大作というわけではありません。
気軽に読んで自転車で坂を登ることを趣味にしている「坂バカ」ってのが
いるってことを知ってもらえればいいかな?って感じです。
そういう意味では単行本はちょっと高いかも?文庫本を待ってもいいかも?
作中に出てくる練習メニューはかなりきついです。関東に住んではいないので
実際に走ったことはありませんが、私の練習コースはもっと楽です(笑)。
ただ本気で頑張っているアマチュアはあのくらい走りますし、月に2千キロを
自転車で走ることも珍しくありません。
自転車競技に興味のない人が坂道で出くわすとその速さに驚くでしょう。
でもヒルクライムはやっぱりやるスポーツですね。脳内麻薬が溢れてヒャッハーな
気分です。
それから表紙の絵はかえって引きますね。もっと楽しくバカなサイクリストを
描いて欲しかったです。
自転車で痩せた人 (生活人新書)
最初にざっと目を通したときは、これから趣味として自転車に乗ろうというひとの入門書としても最適な本と思いましたが、最後までちゃんと読むと法令まで含めて現在、自転車がおかれている状況までリポートしている社会派な部分も。視点をかえると2方向に読める自転車本です。
CRUSHER JOE DVD-COMPLETE-BOX
高いかもしれないけど、それだけの価値があるDVDです。劇場版は素晴らしい作品ですから。OVAについては・・・ノーコメントということにさせて下さい。
やはりアニメの魅力は「動き」にあると思う私にとっては、本当に日本アニメ史上の最高傑作、と偉そうに断言したい。ぜひぜひ、買って見てください。
動きには定評のある宮崎アニメは、しかしながらキャラクターのリアルさを犠牲にしていると言われます。簡略化された絵の方が効率よく動くのは当たり前だからですね。余談ですが、ミッキーマウスが曲線を多用してデザインされているのは、動かしやすいからだという文章を読んだことがありました。
ですが、この作品は、本当にリアルな絵が動き回るのです。これはこたえられませんよ。何度でも繰り返し見て、ため息をつくことができます。DVD代は充分、元が取れます。「マクロス」世代なら、板野サーカスという言葉は聞かれたことがあるでしょう。もう、板野氏の描く戦闘シーンは芸術と言っても過言ではありません。
30代の男性なら、絶対損はしません。20代の人たちなら、ファースト・ガンダムに興味があったけど、あまりにも絵が汚くてレンタルビデオに手が伸びない、なんてタイプにおすすめ。10代の人たちなら、相当のアニメ好きで、「古典」を勉強したいという人向けかな。でも、僕としては普通の人たちに、普通に楽しんでほしいと願ってますけど。
他にも、英語版の吹き替えを紹介していた方がいましたけど、激しく興味を持ちました。この作品では日本語の「くそったれ」が「ファック」と同じように使われていて、その効果の面白さを感じていたからです。呪詛の台詞、というのはなかなか日本映画では見当たりませんが、この作品は高いクオリティで「吐き捨てる罵詈雑言」を実現したと思います。
声優さんの演技だけでも素晴らしいですよ。豪華なキャスティング。なにせ、のび太と次元と銭形警部、ニュースステーションの「久米宏のお父さん」が競演しているのですから。それだけでも、買い、ですね。ぜひぜひおすすめ。