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木村多江 写真集 「余白、その色。」
ヘアヌードが何時の間にか解禁になり、今や、誰でも安易に全て見せてしまう時代になりました。ですが、様々な役柄を巧みに演じる、女優「木村多江」さんのこの写真集は違います。ヘアは勿論バストトップさえ露わにされていません。それでも、この一冊の中に写し出されている彼女の全ては凡百の毛裸より格段にエロチックです。表情・仕種、その艶っぽさ…貴方も魅入られてみませんか?
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かかと
以前は「不幸が似合う女優」の代名詞であった木村多江さん
(リングの貞子役でブレイクされた)のエッセイ本です。
ナチュラルで年齢を重ねるごとに素敵に輝かれている方なので、
ライフスタイルを参考にさせていただきたく思っておりました。
若かりし頃の下積み時代には顔にコンプレックスを持ち悩みぬいたこと、
その反面、顔も洗わず歯磨きもせずに仕事に向かったことをあっけらかんと
告白してしまう潔さに魅力が倍増です。
貪欲なまでな芝居好きだからこそ今の輝いている彼女があるのだと納得しました。
意外性があり面白い本です。
あっという間に読めてしまいますので、
通勤電車や待ち時間などに読まれることをおすすします。
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愛だけを残せ
「愛だけを残せ」この歌は聞きごたえもありますし、歌うには
熱唱ですが、凄く出だしの難しい歌で歌うにも一仕事です。
音楽は案外うるさいかも知れませんが、とりあえず熱唱でき
れば良い、かと思います。
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木村多江写真集「秘色の哭」
前作両方持ってますが、自分は大人の女性らしい静かな写真ながら柔軟な身体を使った色っぽい写真や入浴での憂いがある前作の方が好きです。
今作は髪もショートになってボーイッシュな印象で動きがあるというか、そんな中にも美しさや儚げな涙を流している表情など、特に自分は砂浜で汗をかいて高揚感に満たされてる写真とその隣の砂にまみれて木の枝にしがみついてる手だけの写真がそのたった2ページに凄くいやらしさを感じてしまいましたが(^^ゞとても気に入ってます。
文字で説明するのは大変難しいなと感じましたが、自分の中の結論から言うと、前作は『静』今作は『動』と巧く使い分けてるな、と思いました。
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東京島 [DVD]
結婚20周年の記念旅行で無人島に流れ着いた清子。
そこに16人の若者が漂流してきます。
無人島の住人17人。女1人。
さて、何が起きるでしょうか?という物語です。
様々なことを想像されると思いますが、この設定が観客に記憶として残るものでしょう。
もし、自分の身にそんなことがおきたらどうするだろう、と思い返すことになるでしょう。
『ロビンソン・クルーソー』や『15少年漂流記』など舞台設定としては古典的ですが、エンターテイメントには不向きかな、と思ったりしました。
木村多江さんの「同窓会であっても誰だっけ?と訊かれるような女」は存在感ありました。