正しい戦争―石坂啓反戦まんが傑作集 (ヤングジャンプコミックス)
太平洋戦争だけでなく
歴史の舞台裏の中の中まで、描いた漫画だと思う。
女性の眼に写った、当時の理不尽を、
男性とは違う感じ方をして、描いただろう、この作品集。
作者は、団塊の世代の少し後ろを歩いてきた、
戦争の後始末をする世の中を見てきた一人だと思う。
戦争を報道するのは、自分の横を飛ぶ弾丸を伝えることだと
昭和9年生まれの男性が語ったが、
石坂氏が描いたのは、
親や身近なオトナが語った戦争、子どもの頃見た戦う世界、
それを彼女なりの真実調査で裏うちした
きちんとした「歴史の中のハザマ」だと感じる。
今の未成年にこの漫画を読ませたら
なんと言うかな・・・「カッコイイ」かな
赤ちゃんが来た
11月に予定されていた子供の出産に向けて勉強をしたいと考えて読んでみた。子育てシロウトの父親にとっても面白く、楽しめながら育児を学べる良書だと思う。時代が若干古く、漫画家という一般的ではない職業の方の生活なので、自分のような個性のない普通の家庭にはなじまない面があるが、育児グッズの分かりやすいイラストの説明や本音で言いにくい育児や性についても事柄をズバッと言い切る文章には非常に説得力があり、本書の大きな魅力だと思う。本格的な育児書ではとっつきにくいと考えている私のような新人パパにお勧めです。実際に分娩に立ち会って、本書で書かれている内容が本当だったことを知りました。
赤ちゃんが来た (朝日文庫)
マンガ家石坂啓による妊娠、出産、育児のエッセー。教科書どおりの出産や、育児書どおりの育児はしておらず、そのことを隠すこともなく、ホンネが書かれている。
ちょっと気の強い普通の妊婦やお母さんの体験記という感じで、楽しみながら読むことができる。
アイ’ムホーム 遥かなる家路 DVD-BOX
「あなたは私を愛していないわ。お金目当てで私と結婚したの。でも私はあなたのことが好きだった。大切なひと・・・」のヨシコがゾクゾクするほどいい。最高です。
他の役者もいいですよ。ただリアル過ぎる久の泣き顔は気になりますが。
難点は、砂曼荼羅から以降、特に、最終回の久が病院を抜け出し放浪後に焼け残った自宅でヨシコに出会うまでの展開が速すぎてついてゆけません。で★1つ減しました。