ウイルス感染爆発
NHK取材班大久保嘉二氏と井手真也氏の、現地調査を含む半年以上の調査をもとに書かれた本。
ウイルスへの感染から感染拡大、そしてウィルスとの闘いまで、時系列に、ドラマのような迫真の筆致で描かれていて一般人にも読みやすい。データや写真もある。
その上で、現地の地形や社会状況が感染症に与えた影響、エボラという病気自体への考察、感染症一般の歴史と考察、感染症に対する日本の状況と対策への提言と、わずか230P程度の文献なのだが、実に余すところのない充実した内容となっている。
エボラに関心のない人でも、パンデミック関連本としてオススメの一冊。
この調査を基に制作されたNHK『証言ドキュメント・エボラ感染爆発』は、惨禍の全貌を記録したドキュメンタリーとして広く世界のTV局に提供されているという。
エボラシンドローム~悪魔の殺人ウイルス~ [DVD]
アンソニー・ウォンは「人肉饅頭」でもキレまくっていましたが、こちらも負けてはいません。「ミッション」なんか観ると黒縁眼鏡が似合うかっこいいおじさんなんですが、この映画では完全にいっちゃってます。とても怖い映画なのですが、まるでハリウッド的な娯楽さも堪能できて、ちょっとヤになっちゃう映画ですが楽しめたのも確か。
ホット・ゾーン―恐怖!致死性ウイルスを追え! (小学館文庫)
この手のストーリーを読むのは初めてだったのですが、思いの外ハマってしまい一気に読んでしまいました。少々読み慣れない文面だったので慣れるまでは違和感があったのですが、すぐに慣れましたし、何よりも表現が大変リアルで、挿絵らしいものは殆ど皆無でウィルスの電子顕微鏡による画像がちょっと載っているくらいなので逆に自分の中で想像してしまう分、怖さも倍増!読んでいると自分も感染しちゃったみたいな気分になってしまいました(爆)
TVドラマの「24」のシーズン3を見る前だったので、コレを読んでたお陰(?)で「24」も更に楽しめました。
また、同著者の「コブラの眼」を読む方は、読む前にコレを読んでおくと知識的にも「コブラ~」の怖さ・面白さも更に倍増で読み応えが増すと思います。