ルネサンス
バイオリンとチェロが主旋律で前に出て、後ろは「バンド」がしっかり固めている。
ストリングスがメインのインストバンドとしては90年代に「G-クレフ」というバンドがいましたが、
音楽の幅は彼らを凌いでいるかもしれません。
聞きやすさ重視で飽きない展開。BGMとしてゆったり聞けるので、通勤中やリビングなど、気軽に聞ける音楽としてもお勧めです。
決して骨太でマニアックなフュージョンではありません。
今作品は、各パートが自分の仕事を確実に演じることに徹しているような印象を受けましたが、
これから少しずつ各パートが際立つ個性を発揮していくのではないか、
そんなことを期待させます。
2010年5月15日のソノダバンド [DVD]
ライブでは見逃しがちな演奏テクやプレイヤーの息遣い、
ちょっとした仕草がうまくとらえられた優れもののDVDです。
音源もよくvisual的にもクオリティーの高いものだと思います。
ホームシアター(120インチ)で臨場感たっぷり堪能しました。
ソノダバンドの作品は各プレイヤーのセンスがソノダの秀逸なコンポジションで
聴く者にいろいろなイメージを抱かせ魅了します。
あたかも自作の映画を鑑賞しているようなデジャウな気分です。
メジャーデビュー前のライブということで今後貴重な一作になりそうな予感。
Trust My Groove!
2010年12月25日のソノダバンド [DVD]
メンバーの仲の良さには定評があるソノダバンド。選曲や技術も素晴らしさは勿論の事、メンバー同士の人柄まで伺える映像が見れます。PVのおまけにはお得で幸せ気分になれました。
疾走(はしれ はしれ)
厳密には星を4.5個ぐらいにしたかったのですが、応援したいバンドなので5個をつけさせていただきます。
チェロやピアノが入ったバンドといえば、思い出すのはG−クレフですが、雰囲気は全く違うもの。
ソノダバンド独自の優しさとスピード感があり、やはり現代のロックバンドと言っていいと思います。
T−SQUAREに溝口肇氏が加入したようなイメージと言えばいいでしょうか。うまく説明できないので、
とにかく聴いてみてくださいと言うほかありません。演奏能力はどのメンバーも立派なもの。
星4.5個の残り0.5個は何かというと、まだリズムと短いフレーズに頼っている感があり、メロディラインで
聴き手を引き込んでしまうような色気、包容力に欠ける点です。これを若いバンドに要求するのが酷なのは
わかっているのですが、さらなる成長を期待して述べさせていただきました。