SMAP 中居正広 Photo&Episode 挑戦の軌跡 (RECO BOOKS)
よかったです。正直、ジャニーズタレントによくあるワイドショー的な悪質な内容の本だと勘違いしてました。でも、彼の過去のインタビューや身近な人の言質などを参考に作者の考えなどを構成した、いい内容の本でした。今まで中居さん関連でこのような本がなかったので非常に嬉しかったです。写真も多いし(笑)。ちょっと読み足りなかったのは残念だったなぁ…、130Pは充分なハズなのに(笑)
夜会 VOL.7 2/2 [DVD]
二年後、再演しただけあって内容はかなり難しい部分がある。
一度観ただけでは把握できない部分がある。
でも!そこはみゆきさんの魅力のひとつ。
何度も観て内容の奥の深さを味わって欲しい(表現の深さともいえる)
どの作品もそうだがこの人の想像力・表現力のすごさには
感心してしまう。
アンコールの「紅い河」はなんとも清楚でしなやか。美しい!
常夜灯
中島みゆきさんと言えば、
大きなテーマを朗々と歌うイメージがありますが、
今作はほとんどの曲をシンプルに歌われていることに驚きました。
その理由らしき思い(?)が『ピアニシモ』で歌われています。
落ち着いたアレンジと、抑制の効いたボーカルが、
とても身近で心地よく、フォークソングな懐かしさもあります。
70年代、暗い暗いと言われた中島さんでしたが、
愛や人生に敗れた者たちに寄り添うまなざしは今も変わらないと、
改めて気づかされた気がします。
『倒木の敗者復活戦』『風の笛』に見られる中島流の励ましは、
どんな「頑張れ」という言葉よりも温かく優しさにあふれています。
せんべろ探偵が行く
発売当時から、ファンとしては複雑な思いにかられた一冊。「呑んで大丈夫なの?らもさん・・・」って。
しかし、これを否定しちゃうと、らもさんの周りをとりまく環境そのものを否定することになってしまう。
ある意味リハビリ的な仕事だったのかなあ・・・推測にすぎませんが。
座談会とエッセイで構成されていますが、らもさんは主役というよりスペシャルゲスト的な扱いに見受けられます。
中島らもはやっぱり、エンタテイメント小説が本領発揮で一番面白いと思うので、星3つ。
2/2(にぶんのに)
彼女は何故、旅立つのか。何故、愛する人と別れ、すべてを断ち切るように引越してゆかねばならないのか。この小説は、このように、ゆっくりとすべりだし、東南アジアの情景を身近に感じさせながらたゆたうように進み、はらりはらりと謎が解かれながら、ある時点から収束点に向かって一気に駆け上ります。それはもう、見事なストーリー・テリングであると言わざるを得ません。
愛する人を自分の「無意識のうちに何かをしでかす不気味な病」から守るためには、あなたならどうしますか。愛する人が訳の判らぬまま自分の前から姿を消してしまったら、あなたならどうしますか。そして、愛する人の苦しみのために、あなたには何ができますか。……どんな言葉も、作品の前には陳腐な気がします。まずはこの作品に触れてもらえれば、こんなつたない言葉は要らないのに。そう思います。