嵐と踊ろうコンサート完全必勝ガイド
嵐、コンサート初心者にはとてもためになる一冊だと思います。
ただ、DVDなど映像付きだとよりわかりやすく良かったと思います。
メンバーが言ったエピソードなども掲載されていたので新たにその曲への
共感などができ、好いと思いました。
ショルティ・ラスト・コンサート
ショルティが亡くなる直前のライヴの模様を収めたもの。曲目はマーラーの交響曲第5番だ。これが最後の録音となるそうだが、不思議な運命を感じる。まず、オーケストラがチューリヒ・トーンハレ管弦楽団であるが、このオーケストラはショルティがデッカと契約して最初の録音を行ったオーケストラ(1947年のこと)だということがまず一つ。そして、ショルティがシカゴ交響楽団と最初に録音した曲もマーラーの交響曲第5番(1970年のこと)だったことがもう一つ。さらに言えば、ショルティが世界大戦時を過ごしたスイスで最後の録音となったことにまで運命的なものを感じてしまう。
演奏を聴いての感想だが、この巨匠は最後まで見事に自分のスタイルを貫いたのだな、ということがよくわかる。チューリヒ・トーンハレ管弦楽団は、シカゴ交響楽団と比べたとき、その力量では分が悪いのは否めない。しかし、ショルティはこのオーケストラからも卓越したドライヴで「ショルティ・サウンド」を引き出したといえよう。それは枯淡の境地でも老境の熟達でもなく、まさにショルティの純粋な音楽への信念そのものの結晶のように感じられた。そういった点では、むしろ91年にシカゴ交響楽団とライヴで録音したものより、この録音の方が若々しい萌芽と明確な方向性を感じるのは、オーケストラとの新鮮な顔合わせからだろうか。
金管の膂力の伝わる張りのある音色はまさにショルティならでは。やや早めのインテンポで聴き手を引っ張る推進力も見事。衰えを感じさせないどころか、時計が早まるかのような求心力にはなぜか「若さ」を感じてしまう。そのショルティの力の源は何処から来たのだろうか。
リラクシング・ピアノ~宮崎駿コレクション
楽曲のアレンジ、演奏は文句無しです。
ただ、最初に聞いた第一印象が
『デジタルピアノの音?』でした・・・。
チャーチリバーブでの演奏という事なのでしょうが、
音そのものの広がりが感じられず、勿体無く感じました。
残響時間が長いため、倍音を出しすぎないよう
敢えて、こういう形にされたのでしょうか。
是非この演奏を生ピアノの響きでやって頂きたいと思いました。
マーラー:交響曲第5番
私はマーラーの交響曲は1つの曲の中で様々なことをやりすぎるので、あまり好きではないのだが、バーンスタインがウィーン・フィルを指揮したこの第5番は別格だ。
有名な第4楽章のアダージェットが好きなことも理由の一つだが、バーンスタインのメリハリのつけた指揮、そして指揮者とオケが一体となったエネルギーに満ちた演奏が統一感をもたらしている。
そして録音が素晴らしい。ダイナミック・レンジが広く、オケの楽器の一音一音が鮮明に聞こえる。聴いていて、カラフルなイメージが眼前に展開する。
私がマーラーの曲のCDを聴いた範囲では、現時点で本作がベスト・オブ・ベストだ。
アクチュール No.26 2011年 11月号 [雑誌]
岡田将生の写真、いろいろ見るのだけれど。こんな写真ない。
雰囲気が伝わってくる。
表紙も巻頭特集ページの写真も。
センスがいい。見応えがある。
とっても、いい。