劇団四季 ミュージカル 夢から醒めた夢 [DVD]
名古屋公演はほぼ見ています。CDも持っていて、だいたい歌えます。
それくらい思い入れの強い作品です。
さて、作品は主人公ピコが 自動車事故で死んだマコと1日だけ替わるという物語。
人はそれぞれパスポートを持っていて、霊界空港の大型コンピュータに入力され、
天国に行くか地獄に堕ちるかを判断されます。
ピコは、マコのパスポートを預かり、霊界空港に行きます。
そこでいろいろな死に方をした人達に出会います。
戦争の被害者、貧困で餓死した人達、そしてサラリーマンや暴走族にやくざ、大事な人を待つおじいさん。
受験で失敗して自殺したメソ。
メソやみんなは天国行きのロケットに乗れるのでしょうか。
ミュージカルですから歌がありますが、通り一辺倒な曲だけでなく
ドゥーアップあり演歌ありロックありタンゴありと
それぞれの役のイメージにあった曲が当てはまれていて楽しいです。
中でも好きなのが、ピコとマコが入れ替わるときに歌う「二人の世界」です。
わかりやすい曲ですし、とてもきれいな歌です。
また、娘・マコを亡くした母が歌う曲もすごいです。
親の気持ちがダイレクトに入ってきて、エゴ的な印象もあるのですが
親って そんなモノではないでしょうか?
そこでピコの葛藤がより強く感じることができました。
ミュージカルにちょっと抵抗がある人にお勧めします。
劇団四季の謎 (ベストセレクト)
酷評が多いみたいですが、うそばかりが書かれているわけではありません。
初のミュージカル経験として結果日本最大級の四季が選ばれることが確立として低くない日本では、少なからず洗脳されているといった点で納得。
日本はミュージカル文化についてはまだまだ作品自体も観劇面でも発展途上で、
学校の修学旅行や芸術鑑賞など綿密な計画が織り込まれた長期的な集客計画を立てている四季。
経営の面では確かに優れた腕前ですが、中身がどうかというと確かに無個性な俳優が増えていたり、劇場自体の欠点が多かったり、あらゆる面で批判されるべき点が多いのは否めません。
ですので、本書は無批判という立場でない人向けに提示された本と捕らえるのが正しいかと思います。
もとより、内容が内容なので、四季好きをターゲットにはしていないとは思いますが。
(少なからず四季ファンの売り上げを想定しているのでしょうけれど)
四季以外から演劇を知った人には読みやすいとは思います。
無条件に好きといった人にははらわた煮えくり返る本かもしれません。
アンチ四季や恨みがある人は喜びながら読めるのかもしれません。
特に何も知らなければ、へ〜そうなんだ〜、ちょっと酷いところがある劇団だねぇ〜、な本でしょう。
実情と照らし合わせてみて「ん?」と思う箇所はありますが、
その通りである点が少なくないのも事実です。
「虚実入り混じり」は言過ぎな気もしますが、
四季の本当の姿を探ろうとしている人は目を通した方が良い本です。
ディズニー ライオンキング ミュージカル <劇団四季>
今年の初め、初めてライオンキングを観劇し、感動や興奮を家でも
味わいたいなぁ…と思い購入しました。
悩みました。皆さんのレヴューを見て、旧版と新版とどちらにするか。
私が観劇した当日にキャスティングされていた方が、こちらの新版のほうが多かったので
こちらを選びました。
ちなみに、旧版は家族が同時に購入し、聴き比べができる状態です。
確かに、声の伸びやセリフの言い回しなど、キャストさんによって全くといって違うので、
以前からの四季・ライオンキングのファンの方には物足りないでしょうし、聴きなれている
ものと違うことでイメージが崩れたり違和感を持ったりすることも少なくないだろうと思います。
ですが、私自身は、こちらのほうも好きです。金原さんの力強いラフィキも、中嶋さんの「くぅ〜っ!」
というアレンジも。(→これはホントにちょっとしたものですが、そういう所にティモンの良さが表れて
いると思うので。ちなみにティモンは旧版も新版も中嶋さんです!)
結局は、個人的な好みなのではと思います。心配な方は、視聴やレンタルで聴き比べてから購入をすると
良いのではないでしょうか。(根本的なことになってしまいますが…)
新版キャスト ラフィキ:金原美喜 ムファサ:福井昌一 ザズ:雲田隆弘 スカー:道口瑞之
ヤングシンバ:小林翼 ヤングナラ:木村紅葉 シェンジ:松本昌子
バンザイ:韓盛一 エド:朝隈濯朗 ティモン:中嶋徹 プンバァ:荒木勝
シンバ:田中彰孝 ナラ:熊本亜記
Aida (Pvg)
オリジナルCDはピアノがふんだんに使われていますが、そのピアノ譜が忠実に再現されています。よって、ピアノに自信がある方にはよいですが、初心者には難しいです。
しかし、弾き語りがしたいのであれば、音階も歌詞もとても忠実に再現されているのでおすすめです。
目次がないので、目次を記します。
・Every Story Is a Love Story/愛の物語
・Fortune Favors the Brave/勝利ほほえむ
・The Past Is Another Land/あの日は遠くに
・Another Pyramid/ピラミッドを建てよう
・How I Know You/私は知っている
・My Strongest Suit/お洒落は私の切り札
・Enchantment Passing Through/儚い喜び
・Dance of the Robe/ローブのダンス
・Not Me/どうもおかしい
・Elaborate Lives/迷いつつ
・The Gods Love Nubia/神が愛するヌビア
・A Step Too Far/どうしたらいい
・Easy As Life/人生の苦しみ
・Like Father, Like Son/子の父親にしてこの息子あり
・Radames' Letter/ラダメスの手紙
・Written in the Stars/星のさだめ
・I Know the Truth/真実を見た
※日本語題名は、劇団四季版のCDより。
ミュージカル「ウィキッド」劇団四季版
観劇後、本作を聞きました。ミュージカルの凄い所はその観た記憶がしっかり残っていて、あとから聞きなおしても、その歌詞・セリフが浮かんでくることです。それはミュージカルの持つ特性なのでしょう。観客である我々はそれこそ「五感」を駆使して、観ているからなのでしょう。そして楽曲の良さと物語の完成度が加われば、我々の記憶にしっかりと組み込まれるのです。それにしても楽曲のすばらしさといったら文句のつけようがありません。完璧です。
観劇した人は必聴です。まだの人は物語を先取りしちゃうのはもったいないので、オリジナルキャスト版を聞いて、観劇後本作を聞くといいでしょう。(観劇の先生の受け売りです)