共感力でヒットをねらえ―ベストセラーの秘密
著者が巻末で語っているとおり、「共感力」を客観的に採点する本です。
採点対象は学習塾の広告からビールまで幅広く、カタログ的な面白さがあります。
この本を購入する人は、次の2点を知りたいのではないかと思います。
(1)ベストセラー商品がベストセラーとなった理由
(2)ベストセラーにするための方法
本書では(1)の分析に力を入れており、(2)については自分で考えるしかありません。
また、各商品グループごとに「共感力採点表」という一覧表がありますが、
そこで使用されている用語の解説がないのが気になりました。
解説付きのベストセラー商品カタログとしては良い本ですが、
著者の知識を披露する域を出てはいないと思います。
ヒットをねらえ! コンプリートDVD(2)
主人公の美月の子供体型も、時にはドキッと色っぽく、今までにないストーリーになんかアッと言う間に話が終わってしまい、もっと美月の今後も期待したい。
今後の展開か楽しみな作品です。
期待していた以上でした。
ヒットをねらえ! コンプリートDVD(1)
発想がおもしろい。美少女特撮ヒーローものっていう作品をまず作っておいて、それからその製作裏話までアニメ化しちゃおうっていうのが新しい。なんてったってOPテーマから「プロデュース~、初体験~」てな具合だからまったく何でもネタにしようと思えばできちゃうのね。まったく感心する。
そんなに目立ってここがおもしろいっていう場面はないんだけど、全体として、なるほどこういうとこに製作側は苦労してるんだねー、と思わずなっとく。話の筋が大人の事情入りまくりでころころ変わったり、スケジュールが押してる、予算がない、クレームがわんさか、ってな話しがどんどん出てきてはっきり言って本編のコスプレイヤーよりこっちのほうがおもしろい。今までの流れからかサービス満載のシーンいっぱいだけど、別にサービスショットなくても十分。結構感動のシーンなんかむしろないほうがいいってとこもあるようにボクは感じた。そこはM・O・Eの十五分アニメでのこだわりなのかな?
ちなみにコスプレイヤーを合わせて見るのもいいかもしれない。なんてったてこちら側のOPスタッフ・キャスト紹介では「ヒットをねらえ」に出てるキャラクターが見事に出ているんだから。当たり前って言えば当たり前なんだけど、そこでのスタッフの動きを注意深く見ていると、どうやら製作側のエピソードに忠実に変動してるように見える。プロデューサーはもちろん、監督や原作者の名前を丹念に追ってみるっていうのもいいかも。そんな作りこみ具合を楽しみながらこの一連の作品を見てみると二度楽しい。