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Jack in the Green: Live in Germany [DVD] [Import]
国内盤が発売されましたが、あまりの価格差に驚き、輸入盤を購入してしまいました。
不安だったリージョンコードはALLだったので、通常のDVDプレーヤーにて再生可能でした。
日本語字幕はないですが、演奏シーンばかりないので問題ないです。
画質・音質についてもテレビ放送用のソースなので、特に不満はないです。
強いて不満を言えば、ジャケットデザインだけです。
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Aqualung
Tullを初めて聴いたのが30年前、この"Aqualung"でした。英国らしい重さと緻密さに加えドラマチックな曲の展開。聴くたびにTullの世界にはまり続け、いまだに愛聴するほど不思議な魔力を感じますから、これは間違いなく傑作。"Aqualung"でのM. barreの見事な手際のギターソロ、当時シングルカットされてヒットした"Hymn 43"、後に彼等の代名詞ともなるドラマチックな"Locomotive Breath"がいい。
しかし、ここまでで魅力を語り尽くせないのがこのアルバム、傑作に大をつけちゃう理由。ドラマの合間に何気なく置かれているアコースティックな1~2分の小品、これがまた忘れられない出来。"Wond'ring aloud"、"Cheap day return"など、美しく、はかなく、しみじみした気持ちになっちゃうこれまたニクい佳曲揃い!まさに脱帽なわけです。
気がつくと30年来のTull Fanなわけですが、幾多の中から独断で3枚選べと言われたら、まずこれが当選。"Broad Sword"が当確、あとは内緒です。
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Aqualung: 40th Anniversary
いや、ビックリしました!!
今迄このアルバムを2回位買い換えて、ただ、先のレビュワー様も
仰る様に『音のモコモコ感』がどうしても残っている様で、
「まぁオリジナル盤がこんな感じだったのかなぁ(※アナログ盤で聴いた経験は無し)」
なんて思っていました。
・・・が!これは本当に驚き。
音が滅茶苦茶クリアになってて、一曲目のAqualungのイントロで
「あれ、違うアルバムをかけちゃった?」と思ったくらい。
内容については、英国風ブルーズ(アフロアメリカンのブルーズとは本質が全く違う)
とクラシカルなフォークミュージックを下敷きに
庶民の悲哀をコミカルに詩的に、そしてシニカルに、
このアルバムのジャケットの油絵風味そのままの
質の高い絵本かの如く歌い上げた、素晴らしい傑作です。
全然関係無いですけど、このバンドの作品は、
クリスマスの時期が本当に良く似合う。と勝手に思ってます。
ブリティッシュロックのド真ん中。
産業革命の汚れた空気と田園風景、スチームパンクと伝統、
革新と保守の狭間でしか産まれ得ないのがブリティッシュロックだ、
というのが勝手な持論(ホント、勝手な個人的意見でしかないです)
ですが、これぞ、正にブリティッシュロック。
下世話で人間味溢れる、何よりも素晴らしく知的な、アーティスティックな作品。
是非、聴いてみて頂きたいです。
既に本作のこのバージョン以前を聴いていた方にもぜひぜひ、聴いてみて頂きたいです。
この音は、本当にビックリです!!
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Live at Madison Square Garden 1978 [DVD] [Import]
音声は、dts5.1,DD5.1ch,LPCM 2.0chと当時の音声にしてはクリアです。画質は想像以上です。大型画面にも耐える画質です。
装丁はデジパック仕様でなかなか豪華です。
唯一残念なのは、1から3までは、Audio Only で、4からのThick As A Brick から映像付のライブコンサートです。
12から14がまたしても Audio Only で、画像は約50分程度。
なのでCDがついているのか、EMI・Chrisalisレーベル発売としてもフィルムの問題があったのか苦渋の販売だったのではないかと考えます。いちマニアとしては残念ですが、貴重な映像なのでよしとするしかないかなと思います。
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Live at Montreux 2003 [Blu-ray] [Import]
Jethro Tull DVD初の、中途挿入インタビュー無しのコンサートビデオです。音声は、dts・DD5.1chとPCM48/24。 DVD9/Dual Layer,16:9で、リージョンは、1と4で日本製DVDプレイヤーでは見られません。 2003年、117分のモンタレーでのライブコンサートです。 ”Nothing Is Easy Live at the Isle of Wight 1970”の若くエネルギッシュなJethro Tull/イアン・アンダーソンではありませんが、円熟した余裕とゆとりを持ったテクニシャンぶりを発揮し全19曲を一気に見せてくれます。 特に11の”Fat Man”では、マーティン・バレがフルートを聞かせてくれます。 CDでは、4枚組の25thAnniversary BoxSet、DVDでは、この1枚がBestではないでしょうか。 ファンであればコレクトすべき1枚です。