スウィングガールズ スペシャル・エディション [DVD]
我が家の娘も映画館でもDVDでも喜んで見ていました。楽器の練習をしているところが、ピアニカを始めていた保育園の娘には刺激的だったようです。のっけの弁当シーンでは、笑い転げてました。いのししシーンはもちろん。要は家族で笑って楽しめる、いい作品ではないでしょうか。
根性ものじゃないとか重いテーマがないとか、ウォーターボーイズの2番煎じとかいう見方ではなく、今時の女の子が熱中しているものができた、達成感を味わえた、その過程の楽しさとコミカルな描写を味わって、ほのぼのできる時間を過ごせる、方言インパクトもいい味出してる作品だと思います。最後まで観たら、気持ちが明るくなるものね。
おなら体操(DVD付)
TVのだめでぴったりだった樹里ちゃんが、あのハリセンと完成させた珍曲。
DVDもついて、ついに全貌をあらわしたのが、このCD。
のだめカンタービレの世界はまだまだ広がりそうです。
お子様をお持ちのお母さんや、あの心から笑えるのだめにまたひたりたい方には、
お勧めできる珍版といえます。
キラー・ヴァージンロード フルスロットル版 [DVD]
本編はアミューズ+アルタミラピクチャーズ製作、韓国の大手CJエンタテインメントが関わり、かつ携帯配信向けに製作された40分弱の「プロローグ」はROBOTが携わるなど、まさに現代日本+アジア映画を代表する映像企業が関わる豪華版だ。正直、映画の出来はミュージカル、笑い、スピード感など「どこかで観たことがある」ようなシーンが多く、まあ平均点くらいだが、それだけ映画に対する「想い」は伝わってくる。少なくともこのスケールはTVドラマじゃ出来ないし、スタッフもどちらかというと「スタジオ上がりだがB級作品が多い」人を集めた(笑)ことが「熱さ」の要因だろう。俳優陣も含めて一丸となって映画作りを進めたことは、特典ディスクを観るとよくわかる。上野樹里演じるひろ子は、特にプロローグ編に於いては完全に芝居が「のだめ」だ(笑)。本編ではそういうノリではなかったが、小出恵介が出ているために余計にそのイメージが残ってしまった。でも演技力はピカいちの女優であり、喜怒哀楽を観ているだけで楽しくさせる。こんな女優は彼女だけだろう。木村佳乃は全編黒衣装だったのが凄いが、ふたりとも「天然」の気があるので、このコンビの逃避行は非常に面白かった。アミューズ俳優を総動員すればもっと華々しい作風に出来たのだろうが、顔見せ的ゲストをあえて登場させなかった(監督自身も含めて)のも潔くていい。特典ディスクのメイキングは「面白さ優先」で編集されていて、業界を目指す人が観るようなものではないが、俳優監督だけあって俳優たちの様々な意見を切り取ったメイキングになっており、これはこれで楽しい。「プロローグ」も天下のROBOT製作で阿部雄一監督(本編は監督補)の手によるものであり、全く手抜きはない。映画としては3つ星だが、DVDパッケージへの評価でプラス1つ。
のだめカンタービレ 最終楽章 前編 スペシャル・エディション [DVD]
原作を超えた実写ともいえるのだめ、樹里ちゃんのだめと玉木さん千秋がアニメや漫画をみていても想い浮かぶ名演。そしてファイナル前編では、のだめに千秋との夢の競演と、ベートーベン第九歓喜の歌でまで盛り上げておいて、きわめてつらい状況にまでもっていく。のだめの心理描写がここまでいくか、というところまで。
見ていてつらい。ここで前編を終えるか?というところまで引っ張ります。
ほのぼのとした、ヨーロッパ編に続き、プロとは?音楽とは?愛とは?嫉妬とは?と様々な問いかけに、答えざるをえないのだめ。
千秋の手を離れ、どうなる?までが前編。
不完全燃焼を完璧に仕組んだ前編といえるでしょうか。
後編ともあわせて、必見ののだめファイナル。
ぜひ手許おいて、何回も何回も観たい作品。
後編を公開初日に観て、また前編を観たくなりました。本当に素敵なのだめ、実写もアニメも漫画も、そしてオーケストラも。
上野樹里PHOTO BOOK 「A PIACERE」
上野樹里は好きだが(好きだから買ったのだが)、だから何でも肯定するという程では全然ないファンでしかない。
上野樹里は、本質的にはあかるくない、というか根暗な娘、あるいは真面目な娘なんじゃないかと思わなくもない。この写真集でもその方面の魅力がよく出ているように思う。つくっていない、飾らない、と言ったら表現は陳腐だが、少なくともわざとらしさはほとんど感じないこの写真集のつくりは、ファンには満足出来るものだったのではないかと思う。
一見突き放すような眼差しもなんとも曰く言いがたいこの人の真面目な部分の投影なのではないかと、そう思えるような写真があって、個人的にはその一葉が一番好きだ。
根暗なことは(と勝手に独断しているが)、べつに悔やまれることではない。むしろもっと深めたらいい。そうしたら、演技にももっと幅が出て来るやも知れない。