エルドランシリーズ メモリアルブック
第1作『絶対無敵ライジンオー』放映開始からすでに10年以上。
全3作品のDVD-BOX発売など、最近にわかに盛り上がってきた
「エルドランシリーズ」の解説本が満を持して遂に登場しました。
思えば『ライジンオー』放映当時、私も地球防衛組と同じ小学五年生でした。
それ以前のアニメやマンガでは「いやなところ」というイメージが
あまりにも前面に出ていた「学校」という空間を
「僕たちの秘密基地」として肯定的に描き出したこと、
子どもたちを主役・脇役に区別せず、
18人全員が主人公という扱いだったこと、
今でも強烈な印象を持つ作品だったと思います。
この「子どものための作品」というスタイルは、
以降の『元気爆発ガンバルガー』『熱血最強ゴウザウラー』へと、
着実に受け継がれて行きました。
この素晴らしい「エルドランシリーズ」ですが、
シリーズを通じてのファンブック・解説本というのはこれが初めてだと思います。
さらには、第4作として企画された『完全勝利ダイテイオー』の設定やストーリー、コミックなども掲載されています。
防衛組・ガンバーチーム・ザウラーズの活躍に胸を躍らせていた、
「かつての子どもたち」にもう一度手にとっていただきたい本です。
そして、願わくば『ダイテイオー』の映像化、そして第5作以降の制作が実現されますように…。
熱血最強ゴウザウラー SAURERS NOTE 1
「魔法のエンジェル・スイートミント(平成2年5月〜平成3年3月)」の終了後、その後番の位置で登場したサンライズの通称"エルドラン・シリーズ"は、最初の「絶対無敵ライジンオー(平成3年4月〜平成4年3月)」と2つ目の「元気爆発ガンバルガー(平成4年4月〜平成5年2月)」との音楽担当が東芝EMIだった(この2つは「YOUMEX ORIGINAL SOUND LIBRARY」シリーズに主題歌が収録されました)のに対して、最後のこれ「熱血最強ゴウザウラー(平成5年3月〜平成6年2月)」だけ、キングレコードなんですよ。
でも、この「ゴウザウラー」の主題歌は、OPが1回「歌手だけ変わっただけ」の変化で歌自体は変わらずこのCDの「1」なのですけど、「SAURERS NOTE,2」では、「1」を林原めぐみさん(as立石浩美、光主エリカ)がカバーしたバージョンとED主題歌とが入り、「SAURERS NOTE,3」では「1」の「ザウラーズ版」(高野麗さんや天野由梨さんなどでの声優合唱版、後半のOPで流れた)が収録された、と言うことですか…。
うーん、3枚1組でやっと星5個というのは、ちょっとその1枚1枚の価値は低く感じますね(苦笑)。
絶対無敵ライジンオー DVD-BOX
10年以上も前の作品だけど、とにかく音楽が忘れられない!
ハイパーサンダークラッシュは必聴。
音楽担当の田中公平のセンスが素晴らしいです。
作品としては、シーンの使いまわし、声優の複数キャラ担当など、当時も今も観ていて「う〜ん」と思うところは多いです。
良くも悪くもアニメ乱世期の作品という感じです。
それでもストーリーは今でも十分楽しめるものだし、最近の作品に多い殺伐さがまるでなく安心できます。
子どもに見せるには最高の作品だと思います。
学校が変形するなんて、そして教室が指令室なんて、こんな小学生時代を送ってみたかったものです。
まぁ、無理な話ですがw
熱血最強ゴウザウラーSAURERS NOTE,2
こちらでは、「熱血最強ゴウザウラー(平成5年3月〜平成6年2月)」のED曲が最後の「20」で登場しました。「1」は林原めぐみさん(as立石浩美、光主エリカ)によるOP曲のカバーです。
そういえばこの「ゴウザウラー」が始まる少し前に、林原さんが主演の「魔法のプリンセス・ミンキーモモ(平成3年10月〜平成4年12月)」が終わっています。それで少し林原さんの歌声が聴けなくなったかな?と思ったら、そんなに経たないうちにこれが始まって、「ブルーシード(平成6年10月〜平成7年3月)」(as藤宮紅葉)や「スレイヤーズ(平成7年4〜9月)」(asリナ)での主演声優・主題歌歌手兼任に進むわけです。
で、これから「ブルーシード」までの間に「七つの海のティコ(平成7年1〜12月)」(asナナミ)が始まっていたりと、いよいよ林原さんの大活躍が目に見えてくるわけですよ。