noriの決断―中村紀洋のフルスイング野球人生
13年間、近鉄に在籍した最後の主砲紀洋。彼の近鉄に対する思いが伝わってくる。
当時の歴史を選手の側から振り返ることもできる。
この本を読めば、2002年のFA騒動時のダーティーなイメージがかなり払拭される。
近鉄ファンなら読むべきだ。
プロ野球 伝説の猛牛軍団 近鉄バファローズクロニクル (スコラムック)
近鉄無き後、応援するチームを失っている私にはとても嬉しい内容でした。
79年、80年の連続優勝、88年涙の10.19、89年のブライアント4連発→優勝、そして2001年球団史最後の逆転優勝・・・
型破りな野武士集団が起こしたドラマが詳しく描かれてあり、今こうして読み返してもあまりにもドラマチックです。
マニエル、ブライアント、ローズら助っ人の特集があればなお良かったと思いますが、栗橋氏の特集や知られざる仰木監督の一面を
記した特集などもあり、全体的にとても満足出来る内容です。
この本を読んでいた矢先に、西本幸雄監督の訃報があったのも偶然とは思えません。
ご冥福をお祈りすると共に、数多くの名場面を用意してくれた名将に感謝致します。