レジェンズ・オブ・フォーク~ザ・ヴィレッジ・シーン [DVD]
ディランのステージでバックコーラスをするPPMやジョーンバエズの映像は素晴らしい。しかし、全体的に短く、物足りなさもある。 レジェンズ・オブ・フォーク~ザ・ヴィレッジ・シーン [DVD] 関連情報
3月に映画を観て、ディランに申し訳ない気持ちで書き込みました。 内容については、他の方が詳しく書いておられるので省きますが、大変見応えのある作品でした。当時PPMのコピーバンドに熱中していた私にとって、エレキ化(?)したディランの姿は、『裏切られた!』とまでは行かなくとも結構ガッカリしたことを覚えています。その後のディランの記憶が殆どないので、私の周囲から彼の話題は早々に消えていったのかもしれません。それからは、ストーンズ・クリーム・クラプトン等を経てジャズに出会い、現在はブルースも居心地の良い音楽となっています。 懐かしい気持ちで映画館に足を運びましたが、まさに「目から鱗」を実感できました。ディランの電化サウンドの何と素晴らしいことか!凡人の私には、40年の歳月が流れてようやく理解できました。『ディランは過去の人』と自分勝手に思い込んでいたので、今回映画を観なかったら、大いに誤解したまま一生を終えるところでした。今なら理解できるだけに、『みんなどうしちゃったんだよ!』と聴衆に訴え返す彼の姿が痛々しくてやり切れません。 映画「ストレート・ストーリー」の、若者と焚き火を囲んで語り合うシーンで、『年を取って一番つらいことは何?』という、いささか不躾な問いかけに対し、主人公の老人は『それは、自分が若いときのことをはっきりと覚えていることだ』と答えています。暇つぶし半分で入場した「NO DIRECTION HOME」でしたが、若かったときのことを山ほど思い出し、いささか無念な気持ちで映画を観終えました。凡人の私には、この40年の音楽遍歴は試行錯誤の連続でしたが、『ま、それはそれで楽しかった』と自分を慰めているところです。 ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム [DVD] 関連情報
思い出のグリーングラス(走って来るのは彼ではなく、妹なのですね)、花はどこにいった、リパブリック讃歌、勝利を我等に、風に吹かれて(blowingin the wind)などなど当時の名歌が同じCDに入っているというのはとても良心的なCDです。生憎と相当高い値段がつけられており、値段にびっくりです。Amazon,comで探してもありませんでしたので確かにとても素晴らしくかつrareなCDです。 ベスト・ヒッツ 関連情報
ブルーグラス・レジェンド / アール・スクラッグス with ボブ・ディラン、ザ・バーズ、ジョーン・バエズ [DVD]
アールののびのびしたプレイが堪能できるDVDです。また、ジョーンバエズがディランの物まねで歌うIt ain't me babe. もおすすめです。クラレンス・ホワイト(バーズ)のストリングベンダーによる演奏が見られるのもクラレンスファンにはたまりません。但し、同名のCDに付属したボーナスDVDと同じものですので、CDを持っている人は間違って買わないように注意しましょう。 ブルーグラス・レジェンド / アール・スクラッグス with ボブ・ディラン、ザ・バーズ、ジョーン・バエズ [DVD] 関連情報
B.Dylanの曲を中心にしたライブ盤。前半のエレクトロニック版、後半のアコースティック版と別れているが、基本的にはアコースティックな澄んだボーカルが持ち味だろう。「Blowin' In The Wind」、「I Shall Be Released」、「Forever Young」等のB.Dylanの代表曲もJ.バエズの手に掛かるとメロディアスな曲に変身してしまう。音域が広く、特に高いキーを伸びやかに歌える点が素晴らしい。特に私の場合、「Forever Young」の曲の素晴らしさはJ.バエズのしなやかな歌唱で知ったと言って良い。真摯な歌詞との組み合わせで出色の出来。ある刑務所の慰問コンサートでは場所柄、「May you grow up to be righteous」の歌詞の後、アドリブで「そうじゃなくても構わないけど」と付け加える機転を利かせたエピソードも持っている。「Amazing Grace」のようなスタンダード・ナンバーも同様に聴かせる。J.バエズの透明感溢れる歌唱と秘めた情熱が堪能出来る佳作。 ジョーン・バエズ 関連情報