ライブビデオ ネオロマンス・フェスタ10(初回盤) [DVD]
前回の『9』のDVDが、うーん…な感じだったので『10』はどうなのか心配でしたが、とても良かったです。私はDVDでしか、フェスタを知りませんが、フェスタ大賞も歴史を感じることが出来ますし、いつもよりも真面目に演じる(アドリブもありましたけど:笑))ドラマもたまには良いなと感じました。
名前のない女たち 2 (宝島社文庫)
タイトルに興味を持ち、気楽な読み物の心算でコノ本を手に取ったのだが。
凄まじいハナシが目白押しで、読み進むうちに気が重くなった。内容としても、ひと(オンナ)というものがここまで、無意味に、あるいは強く、あるいは粗末に(粗暴に)生きられるのかという点で壮絶なのだが、同時に、各所に散りばめられている筆者自身の内省の言葉が重い。心身が弱って活力のない状態で読むべき本ではない。徒らに消耗してしまう。
逆に、ネガティブな部分に自己投影するところがあったりして、一気に通読してしまうようなときは、要注意。精神的に壮健であれば、ネタ本として笑い飛ばすか、途中でイヤになって投げ出すか、どちらかになることの多い一冊だろう。感情移入する部分があれば、自己チェック。決して読後感が爽快ではないが、自己健康チェックになるかも。そういう本である。
女が淫らになるテープ19・20 [DVD]
ドキュメンタリーである。
□1□
愛人バンクで働く
中年キラーである。仕事は、うぶな女を演じることだと語る。
しかし、SEXでイクのを怖がる。
【ルックス:★★★☆☆】(23歳愛人バンク勤務)
【濡れ具合:★★★☆☆】(のの字を描く)
□2□
生まれつきの、令嬢である。
成人後、70代の富豪と政略結婚(!!)をさせられた過去をもつ。
(紙切れ一枚の入籍だけで、面識なし)
離縁後、50代の富豪に囲われ日夜、烈しいSMをしている。
彼女はとっくに人生をあきらめている……。
【ルックス:★★★☆☆】(30代令嬢)
【濡れ具合:★★☆☆☆】(SM縄しばり)
□3□
撮影当日の朝、
離婚届けを提出している(!!)。
久しぶりのSEXに「おマ●コがおなかをすかせてる」と歓喜する。
【ルックス:★★★☆☆】(30代家庭内別居中)
【濡れ具合:★★★★★】(パックマン)
□4□
彼氏に浮気された
ショックを引きずっている。くやしくて、少し泣く。
【ルックス:★★★☆☆】(23歳ジュエル販売)
【濡れ具合:★★★★☆】(台形の染み)
□5□
高校から
つきあっていた彼氏はHがヘタだったので、別れて、ひとりになる。
でも悔いはのこっている。
【ルックス:★★★☆☆】(23歳コンパニオン)
【濡れ具合:★★★☆☆】(ボーリングのピン)
□6□
モテる。
“雰囲気”美人である。でも、SEXでイクのが恐い。
だから、満足できない。
「……待ちくたびれちゃった」と、本音をポロリ、だす。
【ルックス:★★★☆☆】(27歳OL)
【濡れ具合:★★★☆☆】(恥ずかしい)
■「相手につくすのは、愛じゃない。
愛とは正反対の、執着だ。
だから、疲れる。
つくされる相手も、同じく、疲れる」
モノトーンミュージアムRPG リプレイ&データブック インカルツァンド (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
本書は他のシステムでいう上級ルールブックに相当します。
内容も前半のリプレイ、追加技能、装備、ワールドガイド(基本ルールの内容を詳細にしたものですが、これがまた独特の世界で、読んでて楽しいです。)となっており、構成そのもので目新しいものはほとんどありませんが、逆に言うと、システムがSRSということもあって、とっつきやすい内容になっています(A5サイズで使いやすいのもいいですね。)。
ただ、実は本書で最も注目すべきはなのは、前半のリプレイなのではと思います。
このモノトーンミュージアムの世界は、情報量はともかくとして、世界観の独特さは、かのルーンクエストに匹敵するような、正に異世界です。なにしろ、ほとんどの人も国も己の運命に縛られ、それに逆らうことは異形化に繋がる世界なのです。どんな不幸な運命であろうが、人も国も受け入れようとします。
幸い神の与える運命は基本良いものなのですが、なんとPCの敵はこの運命を悪い方向に改竄出来ます(この敵を倒して改竄を打ち消すのが、セッションの主な目的になります。)。
そんな世界で、一体どんなシナリオを作ればいいのか? と考える方も少なくないでしょう(私もそんな一人でした。)。その問いに一つの回答を与えてくれるのが、このリプレイです。
普通に読んでも楽しいですが、『運命(御標)を変えられたことで、世界にどんな影響が出るか』『独特なキャラの個性や葛藤の表現』等、色々勉強になりました(リプレイを読んで勉強になった、と感じたのは久しぶりです)。
本当は基本ルールにつけて欲しかった位の内容なんですが・・・・・まあ、それは個人の意見ということで。
基本ルールを読んで内容を気に入っている方、実際のプレイを予定されている方には手にとって欲しい一冊です。
半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)
半熟作家と“文学少女”な編集者 (ファミ通文庫)
文学少女シリーズの最終話です。
内容は高校生新人作家と編集者になった遠子さんの物語です。
やっぱり心葉くんとの物語じゃないということで初めは少しガッカリしましたが、全部読み終わった後には、素敵な終わりかたをしたなと私は思いました。
特に一番最後の締めくくり方には、「ああ〜!」とうっかり声が漏れだしてしまいました。
まだ読まれていない方は期待して良いと思います!