カシオペアの丘で(上)
重松作品はほとんどすべて読んでいるが、アマゾンでの評価が珍しく低い本作品は長編ということもあり、なかなか手を出せずにいた。期待しないで読んだところ、いい意味で裏切られた。人は許し、許され生きていくものだと思う。許しをテーマにここまで書ける作者は重松清以外にいないと断言できる。いつものごとく随所で涙が流れた。
るんびにの子供 (幽BOOKS)
話しの流れがスムーズで今後も書いていける人だと思った。
怪談としては評されているほど怖くはない。
正直言ってありきたりな部分も多いと思う。
それでも大人が感じる人情の機微を書ける人だから、次は違った芸風のものを読んでみたい。