ANOMALY
やっぱり細美さんは「エモ」しかつくれないんだなーと確信させられる作品でした。
それに細美さん自体がエモーショナルな人物だし、歌い方や声質自体がエモーショナルな楽曲にしか合わないんだと思います。
「Insomnia」のepを聴いたときの衝撃は凄まじく、完全に進化を遂げた孤高のバンドと認識していたのですが、今回の作品でそれ以上の進化・衝撃を期待していただけに残念でした。音やアレンジ・演奏などは本当に素晴らしいと思います。今のthe HIATUSにしか表現することのできない圧巻の作品群です。でも何の真新しさもなく、私は感情が揺さぶられることも衝撃を与えられることも何もなかったです。やっぱりここに戻ってきたんだねという感じでした。「Insomnia」もepの時のような悲痛さや弱々しさ絶望的な感じが薄れて、力強く地に脚が着いたような、「もう大丈夫だよ」と言っている絶望の淵から始まる希望の曲のように聴こえました。作品全体からも弱々しくさまよう感じはなく、自分の脚で立って歩き、納まるべき処に納まった感があります。
すごくELLEGARDEN節が強いのでそういう楽曲を期待していた方や、アレンジ・演奏などそういう音自体を体感したい方にはおすすめです。
DOOM 3 普及版 (日本語マニュアル版)
リリースされてからかなり経つので今更感はありますが,それなりのおすすめ度はありますので一筆。
とにかく暗い,闇が多いという印象ですね。どこからモンスターが出てくるやらわからない恐怖感は独特です。暗闇に恐怖を抱くのは人間の本能でしょう。暗闇を嫌ってフラッシュライトを使えば,いきなりの攻撃がかわせない,武器を携えれば闇が進行を妨げる,というジレンマに陥り,焦燥感があおられます。そのときそのときの状況で二者択一が求められるのです。この何ともいえないじれったさに似た微妙な感覚を味わうゲームでしょう。
モンスターなどのいきなりの登場にどきりとすることはしばしばですが,攻撃のパターンはほぼ一緒。慣れると読めます。マップ的にも似たようなシチュエーションが多く進んで行くにつれて飽きてしまうことも。そんなことから星を一つ落としてます。
なお,リリース当時は重いことで有名でしたが,今ならエントリークラスのGPU搭載機種でも動作は可能だと思います。ノートでもGeForce Go 7400以上,Mobility RADEON X1400以上なら動作に支障はないと思います。普及版でもあり手軽にDOOMの世界を楽しんでみては。
Class Trip to the Cave of Doom #3 (Dragon Slayers' Academy)
第三作もばかばかしさは勢いが衰えることがありません。欲深な校長の命令で、Wiglf達はSeethaが隠したお宝を探索に出かけるのですが、思わぬ危険が待ち受けています。果たしてお宝を無事発見して持ち帰ることが出来るか、楽しんで読んで欲しいと思います。またラストではちょっとだけWiglfを見直す、じ~んとくる場面があります。なぜドラゴンが人間の言葉を話し、文字を書くかということには目をつぶりましょう。
DOOM 3:Resurrection of Evil 日本語マニュアル付英語版
宇宙少年の夢が打ち砕かれてから早9ヶ月。最強最悪のFPS、DOOM3の拡張パックがリリースされます。
DOOM3はどちらかというとアクションゲームとして楽しむというよりはホラー要素、つまり恐さを楽しむゲームでした。
それに比べROEは公式トレーラーを見る限りでは新しい武器やモンスターの登場などアクションゲームとしてのDOOMを強化しているように見えます。
新しい武器の中にはあのハーフライフ2で登場したグラビティーガンにそっくりな武器が登場します。
他には時間を操る武器が登場します。恐らくは敵の動きを遅くして攻撃を当てやすくするものでしょう。
もちろん他にも使用方法が存在すると思います。
基本的にこれは拡張パックなのでコンセプトそのものはDOOM3のままであって、ビジュアル的にも特に変化はみられません。
あくまでも究極版であり3の個性を伸ばした仕上がりになっていると思います。
なのでもしかすると前作がつまらなかった人はまたつまらない思いをするかもしれません。逆に今回は面白いと思うかもしれません。
ハッキリしているのは前作にはまった人は確実に楽しめると思います。
究極のDOOM3。ああ、発売が待ち遠しいです!
※DOOM3もしくはROEをプレイされる方へ
奴等は地獄からの訪問者。死んだからって許してはくれません。
それでは健闘を祈ります!