セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン
【対象】国内初Single-Layer-Sacd (SIGP14,発売日:2002/02/06)
【概要】革新的でスリリングなNYグループ(#2,4,6)と、保守的で味わい深いLAグループ(#1,3,5)の、2つのセッションからなる1963年録音作品。Miles Davis(tp), Ron Carter(b), George Coleman(ts-#2,4,6), Herbie Hancock(p-#2,4,6), Victor Feldman(p-#1,3,5), Tony Williams(ds-#2,4,6), Frank Butler(ds-#1,3,5)。
【音質】Sacdの特性が余す事なく押し出した、色付けのないストレートな音。倍音が乗った輝かしいMilesのミュート、切れの良いHancockのピアノ、Ron Carter(b)の弦を弾く音、シャープでダイナミックなTony Williamsのドラミングなど、実に気持ち良い。
【参考】高域・低域を抑え気味の「Apo製Hybrid盤(2010年発売)」よりも、ダイレクトな質感の本品(Sony製Sacd)の方がお勧め。
ザ・キング・イズ・ゴーン
93年発表のアルバムです。ベーシスト、プロデューサーとして既に超一流の名声を得ていたにもかかわらず、ソロアルバム等ではボーカル入りの曲が多かったりと、彼のベースを思う存分聴きたいというベースファンの期待にようやく答えてくれた初のリーダーアルバムといえると思います。他のレビュアーもご指摘されているように、完成度やアダルトさの点では、後のM2等に比べ劣りますが、その分、エネルギッシュさが感じられるサウンドになっており、ROCKのフィールドから入られる方にはこのアルバムが良いかもわかりません。マーカスのリーダーアルバムということで、参加メンバーも、ウェインショーター、デヴィッドサンボーン、トニーウィリアムス、ジョーサンプル、レニーホワイト、オマーハキム、そしてマイルスデイビス等々、豪華なものになっており、ここぞという所でニヤリとさせるプレイを披露しています。また、ジャコパストリアスのTEENTOWN等、他ミュージシャンの曲をマーカスなりにカバーしているのも聴き所でしょうか。邦題からマイルスへのトリビュートといわれることも多いアルバムですが、マイルスなき後の帝王は俺だと宣言したアルバムともいえると思います。
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀 [DVD]
BOXは高いし、特典ディスクはよほどナイト〜が好きな人以外は別に面白くはないと思うのでこっちの方を買えばいいと思います。映像特典は予告編だけだけど、ロメロ監督やキャストのコメンタリーがついてるので結構満足度の高いディスクなんじゃないかなと思います。この作品の他にもゾンビも死霊のえじきも安くなるので、できれば全部そろえてロメロ監督の偉大な仕事ぶりに感動して欲しいなぁなんて思います。
白黒だからって敬遠する人も多いと思いますが、まず観て欲しいです。白黒画面の中のゾンビは不気味で魅力的だと思います。
ロッキー 3 [DVD]
20年程前、お粗末な環境で見ていた頃が懐かしい…「アイ・オブ・ザ・タイガー」を自宅のホームシアターで、それも5・1chDTSで聴けるとは…ロッキー3のHDリマスター化は見事に生まれ変わった印象だ!音響も格段にクリアになりファイトシーンの迫力が違う…音って大事だなぁ〜当時スタローンも3部作と公言しており作品は見事に締めくくられていた、ここで一つの区切りとして見たほうがいい!4〜5は別物でファイナルが後日談だろう…