あなたのとりこ~シルヴィ・バルタン・ベスト・コレクション
一体何種類あるのかわからない彼女のベスト盤だけど、今はこれにハマってます。
ジャケの、男たちのこころを弄ぶような、挑発的な、獲物を追うような目線と、自信ありげな口元がいかにも「彼女らしい」のです。なかなか秀逸です。
爽やかで涼やかな、彼女の歌が醸し出す都会的なサウンドは永遠の憧れかな。田舎者の私には、決してたどり着けないようなキラキラした世界を見せてくれます。私にとっては、今も変わらぬアイドルです。
決してナツメロにならない、都会派の音楽じゃないでしょうか。いまだにCMに使われるのは、その強烈な、みずみずしいまでのエレガントな訴求力があるからでしょう。
ベスト・オブ・シルヴィ・バルタン
自分が若いころはじめてフレンチポップスに接したのは「アイドルを探せ」でした。とてもヒットしていてよく聴きました。ステレオを持っていなかったのでテープレコーダで聴いていた覚えがあります。今改めて聴くと懐かしさと現代のポップスにはないメロディの美しさに感動します。それでも昔は「アイドルを探せ」が好きだったのがこのアルバムを聴いていると今は「想い出のマリッツァ」が一番気に入っています。ヨーロッパの哀愁を感じさせる曲調が胸にグッときます。
ベスト女性ヴォーカル100
一枚目の一曲を聴かせて頂くだけで
感動します。リラクゼーションできくのは
失礼です。彼女達のソプラノは、癒しです
安らぎもあって、心もふわーっと
開放され、夢の世界へ誘われます。
アイドルを探せ(1963) [DVD]
テレビ放映で観たのが中学生のとき。ストーリーはフニャフニャの映画だが、シルヴィ・ヴァルタンの初々しい可愛さとラストシーンのシャルル・アズナヴールの歌は、遠い日本の子供の心にも激しく焼きついた。
テレビ放映など二度とされないだろうし、YouTubeにも無いし、もう二度と観られずに死ぬんだろうなぁと諦めていたがDVDが出たのを偶然知った。生きてて良かった。どこの会社の企画か知りませんが、ありがとう。きっと私と同じ世代の人が企画の責任者の地位につく時期なんだろう。
この映画はシェルブールの雨傘と並んで私の世代に「フランス」というものを教えた決定版である。美しいフランス語の響き、金髪のお人形のような女の子がいる国フランス。もっと知りたい、いつか行ってみたい、そう思ってフランス語を勉強したり、お金を貯めてついにフランスまで行ったり、フランス企業に就職したり、フランス人のガールフレンドを作ったり、そんな人生を送った人は私のまわりにたくさんいる。
感動するような大した映画じゃないが、多くの日本人とともに私の人生に多大な影響を与えた映画として、私には生涯忘れないベストの映画のひとつです。
※16:9 LB シネスコサィズ
フランス語のサブタイトルが無いのは非常に惜しいが仕方が無い