家族喰い――尼崎連続変死事件の真相
百田尚樹さんの「ホラー小説より怖い」と言う帯に惹かれて衝動買い。しかしこれほど読み進めていくうちに、
吐き気を覚えると言うか、不快感が漂う本は初めてのような気がした。
角田美代子の、人間の表層心理を巧みに操り、各家族を支配していく様は戦慄を覚える。それでもまだ判明して
いない犯罪もあると聞くから驚く。
いずれにせよ、ここまでの内容を取材した著者の熱意には心から敬意を表したい。
吐き気を覚えると言うか、不快感が漂う本は初めてのような気がした。
角田美代子の、人間の表層心理を巧みに操り、各家族を支配していく様は戦慄を覚える。それでもまだ判明して
いない犯罪もあると聞くから驚く。
いずれにせよ、ここまでの内容を取材した著者の熱意には心から敬意を表したい。
消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)
非常に丹念に取材して書かれていて、この事件については佐木氏のものよりこの本が優れていると感じた。
とにかくフィクションとしてもあり得ないほどの残虐さにまず驚愕させられる。
特に幼い子供にまで容赦なく電気拷問を浴びせる所には涙を禁じ得なかった。
松永のサディズムにはもはや人間性を感じさせるものは一片もなく、
血の通っていないサディズムモンスターとしか思えなかった。
ただ、総じて丹念に良く調べて書いてあるが、佐木氏本と同様に、この本も松永の
成育歴についての記述はもの足りなく思った。
松永の両親や親戚が一切取材を拒否しているということだが、
なんとかインタビューを成功させて、一体どういう少年時代を送ったら
こんなモンスターが出来上がるのかをもう少し掘り下げて欲しいと思った。
とにかくフィクションとしてもあり得ないほどの残虐さにまず驚愕させられる。
特に幼い子供にまで容赦なく電気拷問を浴びせる所には涙を禁じ得なかった。
松永のサディズムにはもはや人間性を感じさせるものは一片もなく、
血の通っていないサディズムモンスターとしか思えなかった。
ただ、総じて丹念に良く調べて書いてあるが、佐木氏本と同様に、この本も松永の
成育歴についての記述はもの足りなく思った。
松永の両親や親戚が一切取材を拒否しているということだが、
なんとかインタビューを成功させて、一体どういう少年時代を送ったら
こんなモンスターが出来上がるのかをもう少し掘り下げて欲しいと思った。
モンスター 尼崎連続殺人事件の真実
一橋文哉氏のファンである。
久々の新刊。
最初はいつものキレがないなあと思って読んでいたが、最終章で衝撃の真実が…。
意外なところで別の凶悪事件とつながっていた。
誰もが知っている有名な事件である。
しかも現在鋭意取材中だという。
完結編を楽しみに待ちたい。
久々の新刊。
最初はいつものキレがないなあと思って読んでいたが、最終章で衝撃の真実が…。
意外なところで別の凶悪事件とつながっていた。
誰もが知っている有名な事件である。
しかも現在鋭意取材中だという。
完結編を楽しみに待ちたい。