「わたし」は「わたし」になっていく
2013年6月〜11月、東京新聞・中日新聞に連載された「この道」に
加筆修正され、一冊の本にまとめられたものだそうです。
自らの出自から現在に至るまでの経歴
ご家族のこと
その時々に心が動いた出来事や思い
最近の世の中に対する心情・自身の活動など
一話一話簡潔にまとめられた印象のエッセイ集です。
クレヨンハウスの地下テラスにあるシンボルツリーは
(姉崎一馬さんの絵本にもある)ハルニレ
ならぬアキニレの木なのですね。
結び文を残していかれた方々のお洒落で自発的、
それでいてどこか控えめなお気持ちに触れ、
日本っていいなあというしみじみ。
(アンケート用紙という形式的でないところがいい。)
振り返り、思い返して、今を見つめ
私も私らしく生きていかなくては…。
加筆修正され、一冊の本にまとめられたものだそうです。
自らの出自から現在に至るまでの経歴
ご家族のこと
その時々に心が動いた出来事や思い
最近の世の中に対する心情・自身の活動など
一話一話簡潔にまとめられた印象のエッセイ集です。
クレヨンハウスの地下テラスにあるシンボルツリーは
(姉崎一馬さんの絵本にもある)ハルニレ
ならぬアキニレの木なのですね。
結び文を残していかれた方々のお洒落で自発的、
それでいてどこか控えめなお気持ちに触れ、
日本っていいなあというしみじみ。
(アンケート用紙という形式的でないところがいい。)
振り返り、思い返して、今を見つめ
私も私らしく生きていかなくては…。
自分を抱きしめてあげたい日に (集英社新書)
「非情で残酷な時代と社会」の中で人間的に生きる希望を、確かな言葉で考えさせてくれる一冊。前書きの「…ことばって、何だと思う?けっしてことばにできない思いが、ここにあると指さすのが、ことばだ…」(詩人・長田弘「花を持って 会いにゆく」)が、本書貫く意思。きちんと生きていく上で言葉は信頼に足る手がかりなんだと思う一冊。その点で、この題名はいかがなものだろう。
読みやすい。特に全6章の最初の3章、「『平凡』であることは不安か」、「『平凡』の中の『非凡』」、「ことばを抱く日、抱かれる日」は、作者が自分の人生を振り返りつつ、今の時代の社会と個人の積極的な、それでいて押しつけのない関わり方を提示する。3.11で再確認した、いつの時代もどんな国でも変わらない人間性と、これを好機にしてしまう非人間性の中でもがき続ける私たちを、勇気づけてくれる。3.11以後の再生のあり方とは結局、自分自身のこれまでの生き方を言葉で振り返る以外にはありえない。
既に還暦を迎えた私だが、思春期真っ盛りの頃、著者の「レモンちゃん」はラジオで知る遠い人だった。だが、その当時からの勇気ある思いと行動が一過性で無く、持続し続けていることがとても嬉しい。師走の総選挙で、不確かな「言葉」が飛び交っている今だから、なおさらそう感じるのかもしれないが。
読みやすい。特に全6章の最初の3章、「『平凡』であることは不安か」、「『平凡』の中の『非凡』」、「ことばを抱く日、抱かれる日」は、作者が自分の人生を振り返りつつ、今の時代の社会と個人の積極的な、それでいて押しつけのない関わり方を提示する。3.11で再確認した、いつの時代もどんな国でも変わらない人間性と、これを好機にしてしまう非人間性の中でもがき続ける私たちを、勇気づけてくれる。3.11以後の再生のあり方とは結局、自分自身のこれまでの生き方を言葉で振り返る以外にはありえない。
既に還暦を迎えた私だが、思春期真っ盛りの頃、著者の「レモンちゃん」はラジオで知る遠い人だった。だが、その当時からの勇気ある思いと行動が一過性で無く、持続し続けていることがとても嬉しい。師走の総選挙で、不確かな「言葉」が飛び交っている今だから、なおさらそう感じるのかもしれないが。
GOLDEN☆BEST/南沙織 筒美京平を歌う
米国の施政権下の沖縄で生まれ、1971年に来日しアイドル歌手としてデビュー。洋楽ポップスに影響された筒美京平の楽曲とCBSソニーレコードの酒井政利のプロデュースによりヒット曲を量産。その後の日本のアイドル歌謡〜Jポップへの影響は大。デビュー曲「17才」他筒美京平作曲のシングルAB面完全収録の2枚組
積極的その日暮らし
我が家では、わけあって、大手新聞を半年ごと、交互に取っているので
エッセイも残念ながら、途中で読むことができなくなっていましたが、
単行本として出版されていることに、ある日気がついて、
すぐに取り寄せて、読みふけりました。
土曜日の朝刊を楽しみにしていあのころの自分も思い出し、感慨しきり。
描かれている
大切にされている日常の何気ない取り組み、風景、
悩みを受け止めあう友人たちとその事情、
子どもの頃、お母様の心の病に胸を痛めたご自身の過去と
お母様の一生を(最後も含めて)、それはそれは理解されているお姿、
使命感を持って活動されているご様子には、
一本筋が通った大人の“核”のようなものがあって、
生きにくい日々や世の中に、
とめようもなくざわつく気持ちを整えてくれます。
落合さんには及びませんが、
私も「積極的にその日を暮らしたい」一人になりたいと思いました。
エッセイも残念ながら、途中で読むことができなくなっていましたが、
単行本として出版されていることに、ある日気がついて、
すぐに取り寄せて、読みふけりました。
土曜日の朝刊を楽しみにしていあのころの自分も思い出し、感慨しきり。
描かれている
大切にされている日常の何気ない取り組み、風景、
悩みを受け止めあう友人たちとその事情、
子どもの頃、お母様の心の病に胸を痛めたご自身の過去と
お母様の一生を(最後も含めて)、それはそれは理解されているお姿、
使命感を持って活動されているご様子には、
一本筋が通った大人の“核”のようなものがあって、
生きにくい日々や世の中に、
とめようもなくざわつく気持ちを整えてくれます。
落合さんには及びませんが、
私も「積極的にその日を暮らしたい」一人になりたいと思いました。