サイレントK 沈黙のマウンド―野球に生きる横浜商工難聴の左腕エース
横浜商工、社会人野球を経てプロ入りした石井投手の著書。
本書は高校3年夏の大会敗退後に書かれたものです。
難聴というハンデを持ちながらも、スライダーで三振を奪いまくり「サイレントK」と呼ばれる石井投手。
しかし、本書の中で「困ったことはない。むしろマウンドでは聞こえない事で集中できる」と語ります。
普通の人でも、雑音の多い野球では声による意思疎通は困難。
サインによる指示さえあれば充分プレーできるんだ、と言い切ります。
本書では隻腕投手のジム・アボットの言葉が紹介されています。
「障害を背負っているかは関係なく、単にグッド・ピッチャーと呼ばれたい」
となれば、プロにまで登り詰めた石井選手もまた、「難聴の〜」という修辞ではなく「グッド・ピッチャー」と言うべきでしょう。
本書は高校3年夏の大会敗退後に書かれたものです。
難聴というハンデを持ちながらも、スライダーで三振を奪いまくり「サイレントK」と呼ばれる石井投手。
しかし、本書の中で「困ったことはない。むしろマウンドでは聞こえない事で集中できる」と語ります。
普通の人でも、雑音の多い野球では声による意思疎通は困難。
サインによる指示さえあれば充分プレーできるんだ、と言い切ります。
本書では隻腕投手のジム・アボットの言葉が紹介されています。
「障害を背負っているかは関係なく、単にグッド・ピッチャーと呼ばれたい」
となれば、プロにまで登り詰めた石井選手もまた、「難聴の〜」という修辞ではなく「グッド・ピッチャー」と言うべきでしょう。
舟を編む 通常版 [Blu-ray]
全くマークしていない映画でしたが、現在住んでいる香港の映画口コミの評判がとても良かったので、興味がわき、映画館で観ました。
結論として、
大変良くできた映画で、本当に観て良かったと思える映画でした。
私的には、泣ける場面はありませんでしたが、
しんみりと感じる場面、とても快い気持ちになる場面、品の良いユーモアのある場面が上手く構成されていて、観ている人を飽きさせません。
また、セリフがあまり無いシーンも何シーンもあるのですが、その時の松田龍平や宮崎あおいのセリフの少ない中、観客に無言で訴えかける演技力に驚きました。
松田龍平の前半のパッとしない役どころはいい味出してます。これを見るだけでも価値あるかも、、、
辞書作りのプロセスの描き方はちょっと雑のように感じますが、それに余りあるストーリーです。
香港の観客も大変楽しそうに見ていました。
大々的に宣伝してない映画もいい映画がありますね!
いいね!
結論として、
大変良くできた映画で、本当に観て良かったと思える映画でした。
私的には、泣ける場面はありませんでしたが、
しんみりと感じる場面、とても快い気持ちになる場面、品の良いユーモアのある場面が上手く構成されていて、観ている人を飽きさせません。
また、セリフがあまり無いシーンも何シーンもあるのですが、その時の松田龍平や宮崎あおいのセリフの少ない中、観客に無言で訴えかける演技力に驚きました。
松田龍平の前半のパッとしない役どころはいい味出してます。これを見るだけでも価値あるかも、、、
辞書作りのプロセスの描き方はちょっと雑のように感じますが、それに余りあるストーリーです。
香港の観客も大変楽しそうに見ていました。
大々的に宣伝してない映画もいい映画がありますね!
いいね!
SWITCH 25周年特別編集号 特集:井上雄彦
Switch,25年を記念した一冊. 主に,井上雄彦先生の,最後のマンガ展,仙台最終重版を特集. 最終となる仙台会場を歩いての,井上先生の感想が読めます. そして,最後のマンガ展,上野,熊本,大阪,仙台,それぞれの展示ポスターを収録. 仙台版の展示ポスターは,折りたたみ形式になっており,横長で,海を背景にした,少年の武蔵の迫力が圧巻な作品!! 最後のマンガ展と平行し,仙台で開催された,バガボンドのアシスタント体験が出来る,ワークショップの記録も掲載. 小中学生が描いた,十人十色のバガボンドの完成原稿が,感想文と共に見れます. 更に,仙台会場入口に井上先生が描いた,巨大壁画のメイキング映像を,本誌連動として,完全無料で“Switch App(スイッチアプリ)"にて公開!! 巨大壁画の制作過程を追った“THE MAKING OF 井上雄彦 最後のマンガ展 最終重版"が,iPhoneとiPadで観れます. バガボンドファンは,是非,鑑賞してみて下さい!! 仙台最終重版に行った方も,行けなかった方も,この一冊は必見です!!
川の底からこんにちは [DVD]
満島ひかりにとって「愛のむき出し」以上に彼女らしい映画かもしれない。
すべての言葉、呼吸までも彼女にしかできないという感じさえしてくる。
そして、もう一人すごかったのが子役の相原綺羅。
本当に「可愛すぎない」子役だった。こういう役者、大好きだ。
ほかの出演者も、うまくはなくても、精いっぱいの演技で花を添えている。
岩松了も相変わらず、いいなあ。
おばちゃんたちのパワーもすごかった。
着替えのシーンはあまり見たくなかったけど。
満島ひかりは着実にうまくなっている。
このような作品に出ることで、メジャー作品以上のものを得ている。
このペースで歩いて欲しい。
満島と石井裕也監督、
かなり気合入ってるなと思ったら、そういうことだったんですね。
すべての言葉、呼吸までも彼女にしかできないという感じさえしてくる。
そして、もう一人すごかったのが子役の相原綺羅。
本当に「可愛すぎない」子役だった。こういう役者、大好きだ。
ほかの出演者も、うまくはなくても、精いっぱいの演技で花を添えている。
岩松了も相変わらず、いいなあ。
おばちゃんたちのパワーもすごかった。
着替えのシーンはあまり見たくなかったけど。
満島ひかりは着実にうまくなっている。
このような作品に出ることで、メジャー作品以上のものを得ている。
このペースで歩いて欲しい。
満島と石井裕也監督、
かなり気合入ってるなと思ったら、そういうことだったんですね。
舟を編む 映画パンフレット 監督 石井裕也 キャスト松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾
映画の出来がとてもよかったので、作品関連の情報が読みたくなり、パンフレットを入手。
出版社リトル・モアが映画製作に関わっているせいか、よくある薄味のパンフレットとは一線を画す。
格子柄の表紙。青い部分は、映画でも出てきた水面で、白い部分は辞書。海と辞書で、表紙を編んでいる。
表と裏はつながっていて、海の色が強い青から、裏に行くと辞書の白さが強くなる。広げて見るとうつくしい。
本体中程には、違う紙のページがあり、それは映画の中で出てきた『大渡海』に使用された、実際の本文用紙。
独特の”ぬめり感”を自分の指先で確認できる。
クレジットには堂々と名前があるが、”あれ?どこで出てきたんだろう”という麻生久美子さん。
彼女は『大渡海』創刊キャンペーンのポスターに赤ちゃんを抱いて移っていた女性の役。
そのポスターが1ページ大で収録されている。
シナリオも収録されている。この映画の名場面のひとつ、香具矢さんがもらったラブレターが読めなくて、
でも何とか読んで、その怒りと鬱憤をぶつけつつ、馬締に「言葉で言って。今、言って」と迫るシーン。
その宮崎さんの科白が、ここですべて読める。
最後の出演者紹介ページ。35人が登場。全員が同じボリューム、フォーマットで、彼らがひとつの言葉を選び、
その語釈を自分で書くという画期的な展開。誰がどんな言葉を選んだか。松田さんは「存在」。宮崎さんは
「おもてなし」。オダギリジョーさんは「言葉にならない」。黒木華さんは「花粉」。八千草薫さんは「鉛筆」。
加藤剛さんは「真心」。それぞれの個性が表れている選択、語釈もいい。
辞書作りの実際をまとめたページ、辞書編集者たち3者の鼎談(その中には馬締のモデルとなった人もいる)、
さらに13種類の国語辞典の「恋」の語釈を載せたページ(映画でテロップで示された『大渡海』のものもある)
など。様々な角度で、情報てんこ盛り。
出版社リトル・モアが映画製作に関わっているせいか、よくある薄味のパンフレットとは一線を画す。
格子柄の表紙。青い部分は、映画でも出てきた水面で、白い部分は辞書。海と辞書で、表紙を編んでいる。
表と裏はつながっていて、海の色が強い青から、裏に行くと辞書の白さが強くなる。広げて見るとうつくしい。
本体中程には、違う紙のページがあり、それは映画の中で出てきた『大渡海』に使用された、実際の本文用紙。
独特の”ぬめり感”を自分の指先で確認できる。
クレジットには堂々と名前があるが、”あれ?どこで出てきたんだろう”という麻生久美子さん。
彼女は『大渡海』創刊キャンペーンのポスターに赤ちゃんを抱いて移っていた女性の役。
そのポスターが1ページ大で収録されている。
シナリオも収録されている。この映画の名場面のひとつ、香具矢さんがもらったラブレターが読めなくて、
でも何とか読んで、その怒りと鬱憤をぶつけつつ、馬締に「言葉で言って。今、言って」と迫るシーン。
その宮崎さんの科白が、ここですべて読める。
最後の出演者紹介ページ。35人が登場。全員が同じボリューム、フォーマットで、彼らがひとつの言葉を選び、
その語釈を自分で書くという画期的な展開。誰がどんな言葉を選んだか。松田さんは「存在」。宮崎さんは
「おもてなし」。オダギリジョーさんは「言葉にならない」。黒木華さんは「花粉」。八千草薫さんは「鉛筆」。
加藤剛さんは「真心」。それぞれの個性が表れている選択、語釈もいい。
辞書作りの実際をまとめたページ、辞書編集者たち3者の鼎談(その中には馬締のモデルとなった人もいる)、
さらに13種類の国語辞典の「恋」の語釈を載せたページ(映画でテロップで示された『大渡海』のものもある)
など。様々な角度で、情報てんこ盛り。