幻の名盤解放箱
自ら意識して音楽を聴き始めたのはパンク以降の洋楽でしたので、まさか今ごろになって当時誰も見向きもしなかった古〜い歌謡曲にここまで打ちのめされるとは思わなかったです!とにかく完全に時代を超越していると思いました。次ぎから次ぎへと繰り出される楽曲群は、間違いなく当時は一応売れる事を前提に作られていたはずで、それがまったく売れずにそして誰の耳にも届かず市場から消えて行ったことにより、今となってはまるで時代錯誤な、否、時代性のない新曲として聴けるという楽しみがあろうかと思います。それにしても、この手のレコードを闇雲に買い漁り、そして独特の感性・指向性により厳選する幻の名盤解放同盟による楽曲群はどれも完成度が高く非常に普遍的な響きを放つのです!まず、今の時代では作り得ない音楽を聴きたい方にはマストであります!
百恵・アクトレス伝説
以前何枚かは百恵のオリジナルサウンドトラックを持っていました。もちろんLPでです。今回「赤い疑惑」の紙ジャケを購入して他のオリジナルサウンドトラックも購入したく探してみるとBOXセットのみ、僕は百恵の初期の作品が欲しかったのですが、そしてBOXは少し高価すぎます。ただ初期の2,3枚が欲しかっただけですのでそのうちお金が貯まったらDVDのBOXセットを購入しようと思います。それまでの間はこのCDで我慢します。そしてとても安く買えたので。ちなみに「潮騒」のテーマソング「少年の海」、ナレーション入りのをオリジナルアルバム「16才のテーマ」で聞いていましたがあまり好きではありませんでした。でもこのオリジナルサウンドトラックでSEつきで聞くと不思議に素敵な曲に聞こえます。
中古品はまだかなり安く販売してるので試しに購入してみてはいかがでしょうか?ちょっとした喜びです!
トランシルヴァニアの夕べ~珠玖加奈子フルート・コレクション~
殊玖加奈子さんのホームページに掲載されている、若いころからのフルートとの奮戦記やハンガリーでの人との出会いなどの話を読んでから聴くと、演奏者の人生や現在の心境がしみじみと心に沁みてきました。心が癒される1枚です。
苦の世界 (岩波文庫)
何故こうも現在の日本は単純で直情的なのだろうか。
ワーキングプアを嘆く若者よ「蟹工船」ではなく「苦の世界」を読め!
この希望もないような私小説のカタルシスを感じよ!
「小説が一番、母が二番、恋愛は三番」と言い放った小説家の生き様を
もがき苦しみを感じよう。
ただ宇野浩二はこうも言っている
「生きた、書いた、愛した」
この小説の向こう側を見よ。生き続けるんだ。