デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王 (初回生産版) (葛葉ライドウ対アバドン王 サウンドトラックCD同梱)
まずシステム面について、多くの方がレビュー済みであるように、ユーザーフレンドリーな点は良いと思います。チュートリアルが丁寧です。従来よりも悪魔合体の操作が快適な点も良い。しかしシステム周りが快適なだけに、探索用スキルを使わなければ先に進めない障害物の多さや、結構な頻度で起きる不意打ちが気になりました。あと、戦闘が剣ボタン連打になりがちなのが実に惜しい。これを解決するためにも、次回作では是非とも武器タイプによる戦法の変化をつけて欲しい。
ゲームの内容については、まず世界観の描き方が非常にうまい。特に村の雰囲気が秀逸で、BGM共に完成度が高いと思いました。シナリオもうまくまとまっており、登場人物もなかなか個性が出ています。しかし、際立ったキャラというのがいないかも。ひょっとすると、これが本作がどこか薄味な印象を受ける所以ではないかと思っています。薄味な点としてもう一点、曲のバリエーションが少なすぎます。女神転生ノクターンあたりと比べるとどうしても手抜きの印象です。
総評としては、きれいにまとまった佳作だと思います。クオリティは相当高いので、多くの方に安心してオススメできます。しかしノクターンマニアクス級のアクや迫力を求めてはいけません。全く違う作風ですのでご注意を。
というわけで、さらにパワーアップした第3弾を期待していますぞアトラスさん!
ドラマCD「デビルサマナー葛葉ライドウ対隻眼化神」前編
内容はライドウとゴウトと鳴海とタエやオリジナルキャラが話の中心で、ゲーム本編に出てきたヴィクトルや金王屋と言った脇役キャラも少し出てきます(時間軸はアバドン王の後らしい)。悪魔もゲーム本編に出てきた奴が何体か出てきたり(名前不明のモブも数体)、ゲーム中のセリフを言ったり、BGMもゲームと同じなのでかなり雰囲気は出ています。ゲームでは無口なライドウですが、ドラマCDでは小説版のライドウみたいにけっこう喋ったり、ゴウトの声はエコーがかかっていたり、物語も後半が気になる終わり方です。ちなみに個人的に鳴海はともかくドラマCD版のゴウトは良い味をかなり出しています(笑)。
.デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト(3) (コミッククリア編集部)
ゲームの漫画化ではなく、シリーズの完全な新作、表現がゲームではなく漫画であるだけ、
というとても力の入っているものですが、今までは序章、さあこれから、というように
話が動いていきます。
ライドウに降り掛かる試練(使命)は、やっぱり過酷だなぁと思いました。
とてもドラマティックです。
アクションシーンは前より見やすくなった気がします。
4コマが何気に嬉しかったり。本編じゃ見られないし。
ドラマCD「デビルサマナー葛葉ライドウ対隻眼化神」後編
前編もでしたけど、キャラのイメージを崩さないように丁寧に仕上げられた作品だなあと思います。
配役もぴったり。
コミカルなやり取りをきいていると普段のライドウたちの姿が鮮やかに思い浮かべられてニヤリとしますし、話の盛り上がりの所では慣れ親しんだBGMと演技者さんの迫真の演技のおかげですっかり展開に魅入られてしまいました。
あとこれはわざとなのか…いまいち汲めないんですけど。
多分何か引っかかりを感じたとしたら、それは正しいので勘に従ってみてください。でもたまたま気付いた私はびっくりしちゃったかな。単純だけど危うく見過ごすとこだったので。
とりあえず探偵社の二人と一匹のやりとりを眺めていたら退屈しないんでしようね〜
デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団 音楽全集
ジャケットは表がライドウ、裏は超力兵団と宗像でCDは二枚組になっています。
曲としてはかなり良いです。今回の時代背景は大正時代だったので全体的にモダンチックな曲想になっています。
一つ気になったのはやはり予約特典だった超力音源集に入っていた通常バトル、超空間などの曲が入っていなかったこと。持っている人にとっては構わないかもしれませんが無い人にとってはしっくりこないものではないかと思います。
ちなみにCDには阿部加奈子さんのコラムが載っています。葛葉ライドウ対超力兵団について自身の体験を交えた事が書いてあります。