幸せの扉
ピカデリーサーカスやサエキけんぞうプロデュースの「伊豆田洋之ポールマッカートニーを歌う」シリーズで聴いてはいたけど、伊豆田さんの純粋なソロをちゃんと聴いたのは初めてかもしれない。
ライブのために作られたサエキさん作詞の曲を集めたミニアルバムだが、これほどまでに素敵に仕上がっているとはビックリ。
5はおなじみポール作メリー・ホプキンのカバーだがこの名曲すらかすんでしまうほどオリジナル4曲全てが素晴らしい。
1はまさにポールテイスト全開の曲、2は少し杉真理風とでもいうか伸びやかなメロディーが印象的、3は斉藤哲夫「僕の古い友達」を思い起こさせる。サビのハーモニーがたまらない。4は少し内省的なバラードはギルバート・オサリヴァンのようでもある。1〜3はライヴで発表されていたがこれは今回初めての曲、個人的には一番好き。
ヴォーカリストとしてはもちろん素晴らしいのだが、これだけのメロディーメーカとは知らなかった。廃盤になっている昔のアルバムもぜひ復刻してほしいもの。
ちなみに発売記念ライブで「ヘルター・スケルター」をシャウトする伊豆田さんを見てさらにビックリ。今度はシャウターな面もオリジナルで聴かせて欲しいですね(^_^)v