Very Best of Julie London
全50曲の超お得なベスト盤として購入されるのも結構ですが、Julieファンとしては是非お手元に置いておきたいアルバムです。収録状態もとても良く、誰が聞いてもダイアナ・クラールが歌っていると錯覚するぐらい完成度の高いRemasterdです。そして、誰もが、「もっと早くJulieをしっていたら」と悔やまれることでしょう。でも、Julieはアメリカを代表する永遠のスターです。これからも、彼女のSmokyな歌声に酔いしれてください。きっと幸せな気持ちにしてくれますよ。特に、Julieの“MISTY”は他に類を見ない美しさです。では、今夜は140分間Julieと一緒に如何ですか?
マイ・フェア・レディ~ブロードウェイ・ベスト
「マイ・フェア・レディ」から組曲/(a)序曲(b)素敵じゃない?(c)生活に女を(d)今に見ていろ(e)可哀そうなヒギンズ先生(f)スペインの雨(g)ついにやったね(h)ショー・ミー(i)踊り明かそう(j)見せて、等が入っている他、「南太平洋」から「やぶにらみの楽天家」、「王様と私」から「ハロー、ヤング・ラヴァーズ」「ゲッティング・トゥ・ノウ・ユー」、「キャメロット」から組曲/a)キャメロット(b)娘の頃の喜び(c)女の扱い方は(d)貴方と別れるとしたら(e)普通の人ならどうする(f)そっと愛した日々(g)グエナヴィア(h)キャメロット等、「サウンド・オブ・ミュージック」からメイン・テーマと「エーデルワイス」などの素敵な名曲が聴けます!
エーデルワイス~リチャード・
ブロードウェイのクイーン、ジュリー・アンドルーズがブロードウェイ最高の作曲家リチャード・ロジャーズの楽曲を歌った1993年のソロアルバムで、グラミー賞Traditional Pop Vocal部門にノミネートされた。
アレンジ&指揮はアルバムやライブ、TVなどでジュリーと長年コラボしてるIan Fraser。
<ロジャーズ>
ジュリー&ロジャーズの組み合わせといえば映画「サウンドオブミュージック」、だけじゃなくてその前にはTVミュージカル「シンデレラ」も作ったし、さらにその前には、「自分たちのミュージカルよりも”あっち”に出た方がいいよ」とジュリーにアドヴァイスした作品が大ブレイクのきっかけになった「マイフェレディ」だった、というエピソードもある。
初期はジャズスタンダードでもおなじみのクールで技巧的なLorenz Hart(1930〜1940年代)、その後はいかにもミュージカル!な人間味に溢れたHammerstein(1940〜1950年代)という2大作詞家とのコラボが有名で、その対照的でバラエティあふれる世界&それを歌いこなすジュリーのうまさがこのアルバムの聞きどころ。
<アルバムの背景>
PHILIPSレーベルで1992年にレコーディングした「王様と私」(ロジャース=ハマースタイン)スタジオキャスト盤の大成功を皮切りに、ブロードウェイの名ソングライターごとのソングブック・シリーズ第1弾としてリリースされ、音楽界で大きな話題となった。(どーせジャンルがジャンルですから売り上げはTop 40とかに比べたらアレだけど)
ジュリーにとっては1995年の「ビクタービクトリア」でのブロードウェイカムバックを視野にいれて、アメリカ文化の財産ともいえるブロードウェイ歌曲を現代によみがえらせるという目的もあったかと。
それに加えて、声楽家のなりそこないでもヘタウマでもないちゃんとした「ミュージカル的歌唱スタイル」を一般的に確立させた人がこれだけ一挙に歌うとなれば、「これがBroadway musicだ!」なお手本的価値があるといっても過言ではないかも?
1994年の第2弾「Here I'll Stay」(アラン・ジェイ・ラーナー集)に続いて第3弾はガーシュウィンを予定してたらしいけど。。。のどのトラブルで途中やめになったのはホントに人類の損失('・ω・`)
<中身レビュー>
おなじみの「サウンドオブミュージック」で華々しくはじまり、中盤はロジャーズ=ハートの深みのあるバラード、そして最後はまたロジャーズ=ハマースタインに戻って「エーデルワイス」「A Cock-Eyed Optimist」で明るい希望に満ちたフィニッシュ、という構成。
曲によっては声の衰えが気になるのもあるし(音質もあるかも。。。PHILIPSってクラシックの録音では定評があるとちょこっと聞いたけど、ジュリーの声にはちょっと重たい気がする)、ビッグバンドジャズな3や7はちょっと気合いはいりすぎてイマイチな気がするけど、チェロみたいな声の響きが美しい8やピアノ1本での9みたいな陰影のあるバラードはジュリーならではのあったかい深みがあってすごく(・∀・)イイ!!
特にロジャーズが作詞もした「Nobody Told Me」(ミュージカル「No Strings」より)。
ロジャーズが「サウンドオブミュージック」映画版のために書いた「Something Good」をそういえば彷彿とさせるような大人ロマンティックな詞の内容と曲調が、いい意味で「ミュージカルぽく」ないというか、Coldplayでも聴いてるような感じがするし、ロジャーズって作詞家としても独特の才能を持ってた人なんじゃないかと思う。
アメリカポピュラーミュージックの偉大な作曲家の醍醐味、そして突き抜ける高音や澄みきった声だけじゃないジュリーの個性を味わいつくしたい人はゲットすべし☆
ドヴォルジャーク&サン=サーンス:チェロ協奏曲 [DVD]
1977年のスタジオ収録。EMI決定盤1300シリーズでCD化されているものと同じ音源です。かなりのびやかでゆったりしたテンポをとっており、歌を大切にした演奏のように感じられました。
ロストロポーヴィチはドヴォルザークのチェロ協奏曲の録音を数多く残しておりますが、この録音を名盤と名高い小沢/ボストン交響楽団(ERATO)と比較すると、巨匠然としてやや淡白な仕上がりだったERATO盤に対して、こちらは「歌」が前面に出てきてしつこいくらいに濃厚な演奏になっています。
映像の点では、スタジオ収録であるので、普通のライヴを収録した映像とは少し印象が違ったものになっています。オーケストラの各楽器のピックアップと、ソリストおよび指揮者を映す視点で構成されており、アップばかりでちょっと窮屈な印象があります。このあたりは、好みが分かれるところでしょうか。私はあまり好みではありませんでした。しかし、ロストロポーヴィチの気迫に溢れたチェロの弾きっぷりを映像で見られたことには満足です。
どこかで聴いたクラシック クラシック・ベスト101
クラッシックが大好きという私と同じ方には、聴き入るほどではなくBGMとして流すには良い作品です。今、いろいろなクラッシックベストが出ていますが、その中で初心者にはこのアルバムはいい?と思いました。だから、友達からラフマニノフが聴きたいと言われ、突然ラフマニノフの世界へ入るのには…寝られても困ると思い、オムニバスCDを探しました。そこで、知っている曲がほとんどでラフマニノフもショートカットしていないこのCDをプレゼントし、自分も買いました。癒しのクラッシックとしてはお勧めできます。