人が人を愛することのどうしようもなさ [DVD]
ひょっとすると最後の名美になるのではないかと思わせるほどの、濃縮された名美がそこにある。
間違いなく女優・喜多嶋舞の代表作となるであろうこの一作。
間違いなく女優・喜多嶋舞、入魂のこの一作。
そこにあるのは単なるヌードではない。喜多嶋舞という人生を映すスクリーンなのだ。
愛人役の美景といい、女を艶かしく撮ることに、なんと長けていることか。
名美と愛人のヌードの対比が哀しい。
津田寛治が哀しい。
何故この映画が評判にならないのだろう?
間違いなく監督・石井隆の作家性を再認識させる一作である。
イル・ベント・エ・レ・ローゼ 愛するということ オリジナル・サウンドトラック
映画本編は「女性向けAV」みたいな作品でしたが、このサントラは映画本編を観ていない人でも楽しめるほど完成度が高いです。書上奈朋子が書いたクラシックを基調とした音楽は、教会音楽風、ラテン調、アコースティック、ピアノ、エリック・サティ『グノシェンヌ NO.1』『ジムノペディ NO.2』、ポップス、ラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』、プッチーニ『ある晴れた日に』を日本語詞で歌った曲、トランス、バラードと多彩で、一曲一曲の完成度が高い。書上奈朋子の歌が、歌唱力なのか声量なのか歌い込み不足なのかは分からないが、迫力が無いように感じた。5曲目『la rosa』は恥ずかしいし。
生きるということ
自分を見失いそうな人は、絶対に読んでください。
この本を知識として読もうとする人は読む必要は無いと思います。
明るい人間が幅を効かせているこの時代、苦しくなったら読んでください。
必ずあなたの味方になると思います。
愛するということ
「誰かに『あなたを愛している』と言うことが出来るなら、『あなたを通して、すべての人を、世界を、私自身を愛している』と言えるはずだ。」
この言葉に衝撃を受けた6年前。
当時の私にとってこの言葉は、自分自身を愛せずにいた自分の心を鋭くえぐる一言だった。
私は愛というものを学ばなければならなかった。
久しぶりにこの言葉に触れたとき、涙が溢れてきた。
それは、6年前に流した悲しみの涙ではなかった。
人と触れあうことを通じ、自分が様々なものとつながっており、自分が自分で自分の存在を受け入れ、愛せるようになったことを実感した。
自分が今ここに在ることの奇蹟に流した涙。
愛するということに対し、私は6年前よりは確かに成長しているのだろう。
この本は、自分が愛に対しどれだけ技術を磨き、成長出来ているかを教えてくれる。
自分の成長に応じて受けとめ方が変わるので、何度読んでも新鮮な気づきが得られる本だ。
愛するということ
愛すると言うことに関して、多くの本が出版されていますが、この本をじっくり何度も読むだけで十分でないでしょうか?年を重ねて、人生の中で何度も読み返す価値のある本です。そのたびに新たな発見ができます。