ポプコン・スーパー・セレクション ボーイズ・コンピレーション
皮肉ではなくて、タイトル通りの感想を「再度」持ちましたね。CHAGE&飛鳥を抜いた選曲が出来るのか、素朴な疑問。CD自体のポテンシャルは決して低くなく、寧ろ、こういうコンピは悪くは無い。豊富な所有音源を、どのような切り口で編纂して出していくのかと考えると、こうしたコンピは、ヤマハの販売戦略のひとつのように感じます。そして、一見売上の見込めない音源の中に、意外な数のニーズが存在するのがポプコンの凄さを改めて実感します。音楽メディアの拡大により、次第に音楽産業への影響が薄まって、必ずしも評価とチャートが一致しなくても、ポプコンが最後の最後まで愛好者のものであり続けたために終わらざるをえなかったことを思い返されるCDです。
見上げれば雲か
二十代の彼がここにいる・・・。
いたって普通の青年が過去と今を普通に話している。
ちょっと切なく、ちょっと淋しく、ココロの内側をのぞかせている。
どんな世界でも同じ経験をしながら大人になっていくのだと思った。
あまのしげる
天野さんが旅立たれました。あなたの歌声を何百回、何万回聴いたことでしょう。2月には新しいアルバムも発売されて、新たなエネルギーをまた、もらったばかりだったのに。残念でたまりません。
このアルバムは、レコードで発売された時から、擦り切れるほど聴きました。天野さんのあの、時を一瞬にしてとらえたような感性がとぎすまされています。NSPとは少しだけ違う天野さんを味わってください。「僕がここから消えても君は探し続けてね この僕を探し続けてね」(「夏の日差しがいっぱい」より アルバム「Radio days」)・・・探し続けます。天国でみていてください。