D Tour 2010 In the name of justice FINAL DVD
まず、ASAGIの雄叫びから始まる鬨の声。一発目から最高に激しい曲調で一気にテンションが上がります。
そして代表曲が続く中、ライヴ初披露となるSnow White 〜Another gift〜、炎の演出とアコギと美しい歌声が印象的な夜の眼と吟遊詩人、そして力強さと神秘的な雰囲気がかっこいい楽曲7th Roseまでの流れが圧巻です。
MCは他のライヴDVDに比べて少なめですが、どのライヴDVDよりも濃い世界観を堪能できます。
ジャスティスの姿で彼自身に纏わる本編を終えたあとに、バンパイアストーリーのショートムービーが流れ、ドライツェンの衣装に着替えての玉座で歌い始めるASAGIを見て鳥肌が立ちました。そして今度は王に纏わる楽曲であるDer Konig der Dunkelheit、Face、Vampire Missaと続きます。
当日ライヴ参戦した人も、未発売だったVAMPIRE SAGAの曲や、バンパイアストーリー、オフショットなどもう一度楽しめる要素満載です。
どこか、一つの映画を見ているような、そんな不思議な感覚に陥りました。
世界観に浸れ、音源より力強い楽曲、多彩な演出などDのライヴならではの面白さが凝縮した作品です。
購入を迷っている方は、是非ポチって下さい!
希望について(type-B)(初回限定盤)
曲はアニメの世界観にマッチしており、PVも各メンバーの個性がでていて素晴らしい曲に仕上がっている。アニメ版、実写版PVともに完成度が高くファンならずとも一見の価値ありだ。
The Name of the Wind: The Kingkiller Chronicle: Day One
近ごろはファンタジーのベストセラーが出ると何でもかんでもハリポタと比較されるが、少なくともこの本をハリポタと比べるのは全くのナンセンスである。
ハリポタは完成されたファンタジーだし、大人が読んでも面白いが、あくまで児童文学として書かれている。差別などの社会問題や戦闘シーンはあえて適度にぼかされているし、ハリーがほとんど大人になってもセックスしたりしない。
それに対してこのKingikillerシリーズは、大人(ヤングアダルト以上)向けに書かれたファンタジーである。世界設定(中世〜近世ヨーロッパ風)に当然付随する、差別などの社会の負の側面をくっきりと描いている。戦闘描写はリアルに痛そうだし、セックスもおおっぴらに出てくる。同じファンタジーでもジャンルが違うのだ。
ストーリーの本筋は、幼い頃にすべてを奪われた主人公の復讐の物語である。暗い部分はとことん暗い。ただ、暗い部分と明るい部分が交互にやってくる構成になっているので、暗すぎて読んでいられないということは(たぶん)ないはずである。
物語は、(王殺しとして悪名高い偉大な魔法使いのはずなのに)なぜか片田舎の宿屋の主人に身をやつしている主人公が自らの人生を語るという形の一人称で記されている。もっとも、ページの比率で言えば過去98:現在2くらいになるのでしょっちゅう視点が変わる話は苦手という人も心配いらない。
主人公のKvotheはオールマイティな天才な上にハンサムなナルシストで、はっきり言って近くにいたら鼻持ちならないやつに違いない。おまけに倫理観もちょっと欠けていて、モラルにこだわって目的の達成をしくじるようなことは決してない。ルール破りを反省もしない。
しかし、読者はKvotheの不幸すぎる境遇を知っているのでばっちり感情移入できる。Kvotheが数々のピンチから魔法の才能や機転や口先のごまかしや嘘を駆使してぬけだす様はめちゃくちゃ痛快である。シブいおっさんが主人公のファンタジーもいいが、若い天才が起伏の激しい人生の絶頂期をドラマチックに駆け抜ける物語はやはりエキサイティングだ。
また、世界設定が非常によく作りこまれている。
作中世界では黎明期の科学と魔法(みたいなもの)が共存している(ちなみにKvotheはUniversityでどちらも学習することになる)が、「魔法」の方の論理にエネルギー保存則や質量保存則がしっかりと組み込まれているのがFとSFどちらも好きな読者にはたまらない。高校程度の物理や化学をしっかり理解しているとニヤリとできる描写が多く出てくる。
また、歴史や文化人類学や神話といった分野に興味がある人が楽しめる設定も盛りだくさんである。数千年前に滅びた謎の大文明、一神教を広めた帝国、遠隔地のまったく独自の文化、古代の神話や英雄譚など、どれも非常にリアルに作りこまれていて、著者がそれらの分野に精通していることをうかがわせる。
シリアスなファンタジーファンは必読のシリーズである。ただし、あまり設定などに興味がなくて話がどんどん動いたほうがいいという人にはちょっと退屈かもしれない。700ページ近くある上に、話が本筋からしょっちゅう脱線するからだ(その脱線が作中世界とKvotheの人生にリアリティを与えているのだが)。
最後に1つ。作者はブログを運営しているので、作者のファンになった人はチェックするといいかもしれない。作品についての質問についてもたまに答えている。たとえばKvotheの発音。日本語訳だと「クォート」となっているようだが、作者によれば「クヴォート」(トはthの音)が正確らしい("Kvothe pronunciation"で検索すればブログの記事が出てくるはずである)。
ドット水玉蝶ネクタイ
夏に親戚の結婚式があるので、それに参列するために購入しました。ヤイシャツ、ズボンは○ニクロで準備できましたが、蝶ネクタイがなく、近所のスーパーにもなく、最近は洋服屋さんもないので、、、。そうだ、とりあえずamazonで探そうと、、、。見つかりました。助かりました。