The Happy Prince (Penguin Popular Classics)
幸福の王子など有名な話が載っている本です
内容は道徳の教科書のような話ですが、改めて読んでみると
読み終わった後に考えさせる話しが多いです。
またThe Nightingale and the Roseなど描写が非常に美しかったりします。
是非一読してみることをオススメします。
ドリアン・グレイ 美しき肖像 [DVD]
19世紀、オスカー・ワイルド原作を60年代末のロンドンを舞台に、イタリア人の監督、アメリカ・イギリスの資本、そしてオーストリアの主演俳優で撮った作品です。
永遠の若さを保つ為に肖像画を媒体として魂を悪魔に売り飛ばしたドリアンが己の欲望のまま、若さと美貌を武器に男女問わず篭絡して暮らす様を描いたピカレスク・ロマンです
怪奇幻想趣味よりもエロティックなファンタジー風味が強い作品となっています。
ソフトコアといって良い程バーガーを含めた登場人物達が脱ぎまくります。
同様にバーガーは途中十数回のお色直しで様々なスーツから水着までのファッションを楽しませてくれます。
脇を固める男優たちも50年代から活躍するイギリスの2枚目、リチャード・トッド(「舞台恐怖症」)、そして普段はコメディから悪役までを演じる個性派ハーバート・ロム(「ピンクパンサー」)までが、いつもより耽美的なメイクで美中年といって良い姿で登場し驚きますが、これが若いバーガーの美貌をより引き立てる効果を生んでいます。
導入部のまだ悪魔に魂を売り渡していない普通の美青年としてのバーガーが1970年のロンドン市内を歩き回る姿が逆に新鮮です。
魔性の美青年としてのバーガーの存在感に頼った作品で、ヴィスコンティ作品の様な奥の深い内容は望むべくもありませんが、想像していたよりはB級の面白さに溢れていました。
マリー・リシュダール(「早熟」)を始めとする19歳から65歳までのドリアンと肌を重ねる女優陣も見物です。
映画の肝となる肖像画の出来については触れないでおきましょう。
このお値段でしたら、出来ればバーガーの産毛が見える画質のBDで出して頂きたかったですが、紀伊国屋さんならではの小冊子といって良い付録解説書は読み応えが有りました。
ベット・シーンには日本の前張りとは異なった技術を用いて役者の局部を守っていたこと等、トリビアルな話題も満載でした。
バーガーのファンの方、大いにお薦めです。
バーガーの顔を観るのも嫌、と言う方にはまったくお薦めできません。