ブレイブ ストーリー 新たなる旅人
RPGが好きなら買って損はないと思います。「映画化されたものを題材にしたゲームって、そんなにおもしろくなさそう」と正直不安に思っていましたが、いやいやそんなことなかったです。RPGゲームの中でもかなり上位にはいるんじゃないでしょうか。(私の中ではそうです)
映画は2時間という時間の枠があったこともあり、このゲームのほうがどちらかというと原作(小説)の世界観を出しているかなと思います。もちろん主人公が違うからお話の内容は違うけど、原作の世界観に忠実な感じです。(映画では出てこなかったけど原作にある街もあったりします。)だからか、懐かしい感じがしました。原作を読んでやったほうがより楽しめるかなと思います。
ゲームをやってて感じたのは、FFのいいところとドラクエのいいところを合わせた様な感じだなと。戦闘はライトユーザーに優しい仕様になっていると思います。ストーリーは仲間との絆など、王道をいっています。要所要所の仲間の台詞なんかもいいです。私なんかはちょっと感動したシーンなんかもあったりしました。音楽も世界に合ってる感じです。オススメです。
ソロモンの偽証 第III部 法廷
待ち切れない思いで、出張先の地方小書店にて第三巻目を購入。ホテルの室内で、喫茶店で、夕食時のレストランで、そして移動中の飛行機内などで読み継ぎ、一気に読了しました。素晴らしい魂の救済のドラマでした。
本作の内容そのものはもっと頁数の少ない形で描くことができたのかも知れませんが、丁寧にしかも細密に描写された登場人物たち(特に城東第三中学校の生徒たち)の内面や行動は、イメージ性が高く、あたかも一幕の映画を観ているかのように(脳裡ではなく)眼前に迫ってくるものでした。今はただ、充実した読了感に満足しているところです。
一点だけ、エピローグのところは、主な登場人物たちのその後も描き込んでほしかったなと思いました。(人生の一大経験をした藤野涼子や神原和彦は、将来やはりそれぞれ検事と弁護士になったんじゃないかなとか、倉田まり子と向坂行夫は結婚したのかとか、大出勝氏はどうなったのかなあとか、気になってなりません。それとも、宮部さんは彼らたちのその後を描いた新著を構想中なのかしらん。)
最近面白い本がないなあとお嘆きの方は、本書を是非。
機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル
オープニングテーマが新曲で、フルボイスではないものの数多くの登場人物が喋り、豊富にアニメーションが挿入され、その中には、このゲームのために新規に作られたものもあるなど、豪華な内容ですが、物語は一部カットされていたり、細かい違いはあるものの、テレビアニメ版と一緒なので、この物語の設定や登場人物の行動が、不可解だったり説得力がなかったりするのも同じです。このゲームの発売日の時点ではテレビアニメ版は完結していませんが、ちゃんと結末まで収録されています。常に進むべき道が表示されているので迷うことがない反面、自ら探索するような楽しみは、あまりありません。モンスターハンターのように、アイテムを合成すると武器などが作ることが出来ますが、物語を進めることで自動的に手に入る武器のほうが強いので全く合成しなくても本編はクリア出来ます。本編とは別のモードではガンダムやシャア専用ザク等の歴代作品のモビルスーツが登場しますが、アムロやシャアといったパイロットは登場しませんでした。
All She Was Worth
日本語のoriginal textを読む前にこの翻訳でこの作品を読みました。
すばらしい翻訳だと思います。originalとの比較はしてませんがこの作品の醍醐味を余すところ無く伝えていると思います。
クロスファイア [DVD]
原作は宮部みゆきの小説『クロスファイア』と『燔祭』(『鳩笛草』に収録)で、映画版は『クロスファイア』と『燔祭』を一つに纏めた作品。脚色はとても巧く、演出はプログラムピクチャーとして良く出来ている。
矢田亜希子は、明る過ぎて翳りが無いし、演技力も表現力も欠ける。青木淳子を演じるには荷が重かったかな?青木淳子のイメージは釈由美子なので。釈由美子なら、演技力が有るし、『修羅雪姫』『スカイハイ』で翳りが有る役を見事に演じきったから。でも矢田亜希子は演技が硬いなりに頑張って精一杯演じているのは評価します。伊藤英明は大根。吉沢悠と徳山秀典は上手い。俳優として長生きする人はそれなりの何かを持っているのだ。長澤まさみのデビュー作だが、『クロスファイア』〜『世界の中心で、愛をさけぶ』の頃が一番良かった…。桃井かおりは映画に地に足が着いたような落ち着きを与えていた。