オンリー・イエスタデイ1989
大学3年の時にベルリンの壁が崩壊した。あの頃は左翼が全盛とはいえないがまだそれなりに影響力があると思われていた時代だった。日本経済は好調で飛ぶ鳥を落とす勢いだった。ニュースステーションは久米宏がキャスター。はっきりいってそのニュースを見たときは実感がわかなかった。冷戦が続くと思われていた。そんな時いきなりの壁崩壊。国際化、経済援助、サークル、一般ピープル(般ピー)竹下派、小沢一郎、笑っていいとも、ヤルタからマルタへ、自由主義経済の勝利 etc. そんな時アメリカへ行ってみたい、アメリカは本当にソ連に勝ったのか。そんなにいい国ならこの目で見てみたい。あの時は昭和天皇崩御もあった。一学生のフィールドワーク。支離滅裂な行動も、20年も経てば笑い話。そして私の青春。いい本は読後、ストンと腑に落ちたスッキリ感がある。
オンリー・イエスタデイ―1920年代・アメリカ (筑摩叢書)
[現代大衆社会]は1920年代アメリカで生まれました.
いわゆる “Rolling 20s”(”うねりながら進む” 20年代) です.
このときまでにアメリカは 19世紀後半から20世紀初頭にかけての
“生産・技術革命” (エジソン,フォード,...)を終え
さらに大戦による富の蓄積とあいまって 社会のエネルギーが
ブレーク寸前の状況にありました.
1920年代アメリカで[現代大衆社会]が
“ブレークし 加速し さらに 超加速し 減速できなくなって
クラッシュしてしまう(=1929年大恐慌)”
そんな10年間をえがいた傑作クロニクルです.
オンリー・イエスタデイ―1920年代・アメリカ (ちくま文庫)
1920年代のアメリカの人々の生活が克明に描かれています。
政治と汚職、宗教と対立する科学や心理学、禁酒法と密造
のさばるKKK団やギャング、マスメディアの台頭と大衆娯楽
性の解放と倫理、女性の自由とファッションの変化、等々。
そして、不動産や株の熱狂と暴落が最後の方に記されており
それによってこの時代の終わりが告げられています。
Only Yesterday
来生さんのいいところがいっぱいつまったCDです。2曲めの「ファー・アウェイ」なんて、もう感涙モノです、何度聴いても。3曲めの「P.Sメモリー」もグッド!9曲めの「暗闇にあやふや」はちょっと官能的でいいですね。CD買いたいです~。