マドリガル・ヒストリー・ツアー
キングズ・シンガーズと伴奏に贅沢にもコンソート・オブ・ミュージックが加わった珠玉の1枚です。収録曲にルネサンス期の世俗曲の有名曲を多く含んでいますし、この値段で歌詞、対訳もしっかりついていますから、申し分ありません。
キングズ・シンガーズらしい柔らかく歌うフレージングのうまさとハーモニー感覚の良さ、アップテンポの曲の言葉捌きのうまさは、唖然とさせられます。ヴォーカルアンサンブルの団体は数多くあれど、この分野ではやっぱりキングズ・シンガーズがぬきんでていますね。
鶏料理―部位別の基本と和洋中のレシピ
第1章 では、頭も足もついたままの丸鶏のさばき方が、写真つきで丁寧に説明されています。
丸鶏のさばき方→ガラの分け方→内臓の分け方→内臓の掃除、ガラの掃除
中抜き鶏の扱い→中抜き鶏のさばき方
つぼ抜き、一枚に下ろす(チキンロール、ガランテーヌなど用)
ガラから取る、和風、中華、洋風スープの作り方。
以下 それぞれの部位を使ったお料理の紹介となります。
手間のかかる料理から簡単なものまで、沢山紹介されています。一度の料理に使われる鶏肉の量が、多すぎることがなくバラエティーにとんでいて、大変参考になりました。
ちょっとがんばって時間のある時に挑戦するのにピッタリだと思います。
鶏料理のレパートリーを増やしたい私の目的にぴったりと合った本でした。
ザ・プライス・コレクション
若冲展は満員御礼です、さすがに諸方面一致団結して時間をかけて盛り上げただけのことはあります、もちろん素材が良いからですが、単なる美術ファンやアート・マニアだけを相手にしているだけではあれほどの動員は不可能、浮動層(流行に弱い人・自身の厳格な嗜好がなく他人に左右されやすい人)を取り込むことに成功したわけです、
そこで本書、価格相応の価値はあるようでない、ないようである、が最も正確な商品案内でしょう、本書はあくまでも「プライス・コレクション」のみを収録、この価格であれば若冲関連本はおろか応挙方面まで類書すべてを購入する事も可能なことを考慮すればやはり圧倒的に高価、では高価に見合う内容かどうかも若冲の現物の「大きさ」を知ってしまった多くのファンにはやはり物足りないでしょう(考えようによっては本書の価格でカリフォルニアのプライス美術館へ出かけて空いた館内でゆっくり鑑賞してくることも可能だぜ)、つまりレビュー題とおり、今回の若冲バブルに躊躇わずに踊れるイージーマネーを持っている人向けの豪華本だとおもいます、