「光の道」革命 光ファイバーとクラウドで描く日本再生のシナリオ
「光の道」 は総務省のタスクフォースがうちだした構想だが,この本の出版社はソフトバンク,内容もソフトバンクの主張が中心だ. 税金をつかわずに 2015 年までに全世帯に光ブロードバンドを普及させる,そのためには NTT からアクセス回線会社を独立させる必要があるというのが主要な主張だ. しかし,他社の意見もかんたんにまとめられていて,最低限の客観性は確保されている. これに反対する NTT などの主張ももっときかないと判断はできないが,読むに値する意見だとおもう.
決闘 ネット「光の道」革命 (文春新書)
仕事上の興味があって手にとった。昨年2010年5月の有名な公開討論の書籍化である。
インフラが先かアプリが先かの論争そのものは、どちらが勝ったというわけではないが、全体的な印象ではやはり孫氏の「思い」が佐々木氏の「理性」を圧倒した感じだ。
が、孫氏の議論にはグローバルな視点がかけている。光の道を整備してもGDPは上向かない。景気はよくならないし、赤字国債も減らない。年金不安も消えはしない。教科書をIT化して、カルテを電子化して、iPadの売れ行きは良くなるかもしれないが、いまの日本の問題はそんなもので、ITでどうにかなるものではない。150年の制度疲労こそが根本原因なのだ。
孫氏の敵はNTTで、佐々木氏の敵(?)はグーグルなのだろう。しかし、足りないのはITのインフラ(孫氏説)でもなくITの活用(佐々木氏説)でもなく、この20年で日本人がなくしてしまった日本人らしさ、であると筆者は思う。
いずれにしても、当代随一の著名人によるガチンコ勝負だ。面白いのには太鼓判を押したい。
新しきソウルの光と道+1
記念すべきダニーハサウェイのファーストアルバムです.全体的にとてもブルージーな雰囲気が強いです.
これ以降のダニーの作品では,よりメロディアスな曲が増えていっているイメージがあります.ポップさを求めている人にはお口に合うかどうかわかりませんが,R&Bの原点を確認する意味でもいい作品だと思います.
新しき日本語ロックの道と光
音、ボーカル共に魂を揺さぶられるバンドです。特にボーカルはルックスとのギャップに驚かされます(笑)歌詞が会話の歌詞では無く、活字の歌詞である所にも魅力あり。理屈ぬきのかっこよさです。
影なる道背に光あればこそ
スリーピースロックバンド、鴉の初の全国流通ミニアルバム。
「激情ロック」なんて謳い文句はもう聞き飽きましたが、
このバンドにはピッタリの言葉ですね。
最初、9mmみたいにカオスな激情を想像していたのですが、
気持ちを詞に乗せ、必死に叫ぶ、必死に歌う。
それしかできないからとにかく必死に、といった激情。
この必死感が非常にカッコイイ。
個人的に「必死ロックバンド」って呼んでます。
まぁところどころ9mmみたいな空気も出てますが。
よくある「俺ってこんなに可哀そうなんだ!」っていう叫ぶ類ではなく、
「辛いことも色々あるけど、光に向かって叫ぶ」といった感じ。
決してネガティブではなく、ポジティブなメッセージを感じます。
曲調も、マイナーばかりではなく、哀愁漂うメジャーなんかもあります。
どこか歌謡曲チックな影のあるメロディなんかも良い。
「あぁ日本のロック」って感じで、なんか滲みます。
今後、人気が出そうですが、人気が出ることによって
この必死感がなくならないことを期待しつつ。
オススメです。