小田和正インタビュー たしかなこと
インタビュー集ですが、8つの章に分かれていて、それぞれ特色があり、どこから読んでも気軽に楽しめる感じでした。私が最初に読み始めたのは「団塊の世代として」という章で、学生運動が盛んだった頃、小田さんが何を思いどんな生活をしていたのかがユーモアも交えて伝わってきて、大変興味深かったです。
Acoustic YASUHIRO SUZUKI LIVE’91 PARCO THEATER [DVD]
私はヤッさんのソロアルバムのなかでは『Acoustic』が一番のお気に入りです。
発表された当時、『Sincerely』以降の紆余曲折を経てやっと辿り着いた境地のように感じたことを思い出します。
DVDとしては『Sincerely』も持っていますがこちらの方が絶対買いです。
40分と短い収録時間ですしMC部分の収録がないのが残念ですが、2.キャラバンや4.でももう花はいらないの冒頭部分などに楽屋風景が挿入されており、ステージ上とは違うリラックスしたヤッさんの表情を見ることができます。
また演奏者の手元の映像が所々に挿入されていて、その技術を見ることもできます。
収録曲は10曲となっていますが2.は楽屋のみ、10.夏の日の午后はヤッさんひとりでのステージ弾き語りの別撮りですのでLIVEとしての映像は8曲です。
個人的には『ソフィーの青空』を入れて欲しかったところです。あの夕焼けのような照明での演奏を残して欲しかった。
ステージを走り回るでなく観客が総立ちになるわけでもありませんが40歳代前半のヤッさんがここに居ます。
声も全盛期よりおとなしくなったとはいえ非常にいい味出してます。
i (ai) (DVD付)
小田和正ファンの人がオフコースを初めて聴く、という場合には、そこそこ手頃な1組でしょう。「オール・タイム・ベスト」というサブタイはいささか大仰で、「ダイジェスト」くらいで捉えておけば間違いはないと思います。オフコースは、普通に全アルバムが再発盤で買えるだけ、恵まれたグループです。これを聴いて気に入ったなら、徐々にアルバムを購入していけばよろしいかと。ただ、ディスク1には10分程度の余裕があり、他の方が指摘しているように、鈴木氏の楽曲を入れる余地はまだあったはずなのですけれど…
自分は、少数派の「4人オフコース」ファンなので、その時期の楽曲が少ないのも不満ですが(「たそがれ」「気をつけて」「夏から夏まで」etc. がなぜ含まれないのか…)、BMGファンハウスとの絡みもありますし、その辺は言い出すとキリがないでしょう。(とはいえ、小田作品偏重の選曲方針なら、あの時期の楽曲をもっと入れた方が、筋の通ったものになった気もしますが。)
なお、パッケージの素っ気なさとあわせて、「急ごしらえ」感が強いのは気になりました。楽曲名一覧すら間違っているのには閉口です。さすがは東芝EMIクオリティ。付属のDVDも、ディスコグラフィなどの静止画一覧表示(ネットで見た方が百倍早い)と、今更の'82年武道館抜粋だけで、内容は極めて薄いです。(無論、ベテラン・ファンの人は購入の価値なし。)入門用としては星4つでもいいかと思いましたが、この作りの悪さで1つ減点です。
AfTER
オフコース脱退時のロックっぽいイメージから、再びオフコース前期のフォーク路線に戻っていった鈴木さん自身の選曲によるソロベストです。
これまでに15枚ほど発表されたオリジナルアルバムをたった14曲で表現するには無理があったかと思いますが、全体的に「鈴木康博」というアーティストを知る意味では入門編にふさわしいアルバムだと思います。
特に後半以降のバラードに感銘を受けた方は、販売終了となっている当時のソロアルバムを検索し購入なされる事をお勧めします。
鈴木康博 Live 2003“THE SEEDS OF DREAM” [DVD]
「入り江」という曲が好きで、ライブを楽しみにして購入しましたが、ソロで歌ってギター演奏だけで、正直がっかりしましました。ほかの曲はみなバンドで演奏しているのに、どうしてなのかなあと思いました。一度見たら、もういいって感じです。