悲しき夏バテ
布谷文夫「悲しき夏バテ」です。
和製ブルースの傑作です。ソウルフルなボーカルがきちっと決まっています。日本語詩でのブルースですがきっと気に入ると思います。
布谷のボーカルがメインで完成されているアルバムです。ちょっとしたときに聴きたくなる定番です。
そして1月15日にチェックしているブログで布谷の死を知りました。
合掌
布谷文夫LIVE
日本が誇る孤高のブルースシンガー、布谷文夫の重要作。
一度聴いたら耳から離れなくなるほど強烈で、
その圧倒的な声の存在感は唯一無二。
本当は復刻がリクエストで決まるようではなく、「悲しき夏バテ」や
この作品が日本のロックのスタンダードとして、向こうのストーンズ
やツェッペリンのようにいつでも容易に入手できる状況になって然る
べき。日本のロックには、特にニューロック期と呼ばれていた70年
代初頭において、フラワートラヴェリンバンドやモップスなどの素晴
らしいバンドやアーティストが数多くいたにもかかわらず、そういっ
た人達を黙殺していたかのような歴史がある。布谷文夫もそんなアー
ティストの一人。もうそろそろセールス的な側面からだけでなく、こ
ういった本当に価値ある作品が正当に評価され、もっと幅広く浸透し
ていって欲しいと思う。
とはいえ、今のところは聴けるだけでも有難い音源。是非復刻を!