ハサミ男 [DVD]
映画化は不可能と言われながらも、映像化のオファーが殺到したと言うこの作品。
期待通りの作品でした。
作品全体に流れる不気味で悲しい雰囲気。
そして観終わっても耳を離れないハサミの音のような音楽。
とにかく、ミステリーやスリラー好きの方以外にもお勧めです。
脚本を長谷川和彦、相米慎二、山口セツが協力していることも見逃せない。
とにかく、観て損はない。
リップスティック(3) [VHS]
リップスティックは野島伸司作品の中でも、トップレベルの名作だと思います。
確かに鑑別所が背景だったり、登場人物の全てがガラス細工のように研ぎ澄まされた感性の持ち主であることなど、特殊性は高いのですが、
それだけに珠玉です。・・・・・広末涼子の果てしない演技力を目の当たりにしたのもこの作品から。
登場人物も台詞もカメラワークも、挿入されるレベッカの音楽も、あまりに純粋すぎて悲しい。
・・・・愛・友情・命・啓発、、、生きることの意味を切実に問いかけるこのドラマを、是非DVDで後世に残してほしい。ビデオであることが残念です。
*NHK朝の連ドラに出演中の女優。伊藤歩さんの若かりし演技もまた絶品です。
榊原郁恵 シングルコレクション
1976年に行われた弟1回の「ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグラプリを受賞して翌年77年に「私の先生」(作詞/橋本淳、作曲/井上忠夫、編曲/馬飼野俊一)でデビュー。天真爛漫な性格のアイドルとして活躍し、舞台初代「ピーターパン」。81年当時フライングがとても話題になった事を覚えています。現在はタレントとしてやはり明るい性格で活躍している郁恵ちゃん。77年のデビューから33年も安定した人気をキープしているというのは凄いと思います。
やっぱり郁恵ちゃんといったらわたしにとっては、78年にリリースされた「夏のお嬢さん」(作詞/笠間ジュン、作曲/佐々木勉、編曲/小六禮次郎)なのです。歌詞の主人公は男のコですが、歌詞、作曲、アレンジが、当時の郁恵ちゃんの元気溌剌(はつらつ)なイメージを最大限に引き出した曲だと思うのです。だからあれほど大ヒットしたのではないでしょうか?
前後しますが、同年にリリースされた「めざめのカーニバル」(作詞&作曲/佐々木勉、編曲/若草恵)や「Do it BANG BANG」(作詞/笠間ジュン、作曲/佐々木勉、編曲/大村雅朗)も好きな曲です。80年、YMOなどが世の中に衝撃を与えたテクノサウンド。それを取り入れたアレンジの「ROBOT」(ロボット)(作詞/松本隆、作曲/筒美京平、編曲/船山基紀)は、郁恵ちゃんの曲の中でも異色だったと思います。その斬新さが受けて、嬉しいことに、久しぶりのヒット曲となりました。
「あなたと夢とポップ・ロック」は、記憶がおぼろげなのですが、確か郁恵ちゃん主演学園ドラマ「ナッキーはつむじ風」(78年〜80年にTBS)で放送されていた時の主題歌かエンディングの曲に使用されていたと思います。ちなみにポップ・ロックとは、当時流行った金平糖の小さい形をしたオレンジ色のキャンディー(?)で、口の中に入れるとパチパチはじけるというので一時話題になったお菓子です、余談ですが(笑)
TVアニメ「真マジンガー 衝撃!Z編 on television」オリジナルサウンドトラック Vol.1
アフロダイAをあしらい、
赤と黒を基調としたジャケットデザインは
今回もまたシンプルでとても洒落ていると思うのですが、
Vol.1と同様、収録されている各曲についての解説は皆無で
この手のCDのブックレットとしての役目は
殆ど全く果たしていないと思います。
書かれてあるのは、曲目と新しいOPとEDの歌詞。
それと、この音楽集の制作に携わったと思われる方々の
お名前が載っているようですが、
文字が小さ過ぎて、すでに老眼の域に達している私には
どう逆立ちしても読めませんでした。(苦笑
このVol.2がさらに残念だったのは
Vol.1ほど熱くなれる曲の収録が少なかったことです。
一通り聴いてみて、何度も繰り返して聴きたいと思ったのは
4曲目の『ゴッドスクランダー』と
10曲目の『激突!総力戦』のみという結果に。
もちろんこれは私好みの問題ですから
これを持ってしてこのアルバムの評価が下がるものではありませんが、
これは放送で使われたっけ?と思ってしまうくらい
印象の薄い曲まで収録して構成されていることから
満足感が無いというか、スッキリしないものが残ったのもまた事実です。
収録時間42分31秒