シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
リッカルド・ムーティ指揮フィラデルフィア管が「スペイン」を冠する3曲を
1979年12月にデジタル収録したディスクです。
ムーティがオーマンディ治世下にフィラデルフィア管と共演した記録で
あり、いずれの曲も若さと熱さにみなぎっています。特に、ファリャの
バレエ組曲「三角帽子」が聞き物です。筋肉質でブリリアントで太陽が
燦々と輝くような演奏です。
このころのムーティは変に意固地になることも少なく、演奏も真っ直ぐ
で熱気あふれるスタイルが特徴です。音楽的深みや何かを喚起するよう
な要素はあまり感じられませんが、爽やかな直球勝負の演奏というもの
は、いつ聴いてもすがすがしく、楽しいものです。
収録時間が全体で43分と短めですが、なかなか楽しめるアルバムだと
思います。
シャブリエ ピアノアルバム 解説付 (zen-on piano library)
中級者では結構キツイです。
難易度★★★★★はあるでしょ。スペインとか難しすぎるし、絵画的小品も難易度が高いです。
中級者が弾きこなすには相当な努力が必要でしょう。
同じフランスのドビュッシー、ラヴェル、フォーレなどの影に隠れてしまっていますが、
はっきり言ってシャブリエも難しいです。
本当に難しいです。
標準版 シャブリエ アルバム
少しマイナーな作曲家ですが、お気に入りの作曲家です。
シャブリエもやはり独特の和音を使ったりでやや弾きにくさを感じます。
ブーレファンタスクやスケルツォヴァルスなどは洒落っ気があって気に入りました。
シャブリエはフォーレやドビュッシーと違って古典的要素がやや強く感じられました。