トリックの教科書―イカサマ超常現象を暴く!! (DATAHOUSE BOOK)
過去にテレビで放映された超能力番組のイカサマ手口を暴いた書。と学会も推奨しているとのこと。
当時放映された番組を胡散臭く思っていた視聴者は多数いるはずであるが、本書でネタを知ることですっきりすると思う。超能力オタクの知り合いとの対話形式になっており、読者も一緒に手品のネタを考えながら進行するので、楽しく読むことができる。登場するペテン師に中国人が多いのは国柄を反映しているためか。しかし、それを大々的に取り上げる日本のテレビ局に対する批判も行っている。
比較的古い本(リアルタイムで読みたかった)であるが、娯楽本として十分に楽しめ、一方的な情報を鵜呑みにしては行けないとする、と学会精神に通じる一冊。
ただし、本書でも少し述べられているが、著者のゆうむ氏は基本的に超能力ビリーバーで、宜保愛子さんの霊能力を信じている(他の著書にて)らしい点は残念。
Mr.マリック 超魔術の嘘―トリックの全貌を公開!! (DATAHOUSE BOOK)
Mr.マリックの超魔術のトリックを暴いたもの。
と言っても著者は超能力肯定論者だから笑う。
超常現象は全て手品のトリックで説明が付くのに、
わざわざ超能力などという非科学的な概念を持ち出す輩は、
科学に造詣がないという風潮に反論する為に、
私は超能力を認めているが、科学知識も豊富で、
Mr.マリックのトリックを全て暴けますと主張した本。
トリック暴きに専念していれば為になるが、
謎の「意志」に基く謎の組織が、超能力やUFOの存在を否定する活動をしているのだという、トンデモ理論も開陳していて、
ニャントロ星人の陰謀がどうたらという、トンデモ本と本質は同じである。
超能力やUFOを研究されると、重力制御理論に到達するので、
謎の組織は重力制御理論を秘密にしておきたいので、
超能力やUFOの存在を否定する活動をしているのだそうです(藁
声高々に叫べ!
「超能力など存在しないのが明白な要素なのだ!」