約、半世紀前に映画館で見ましたが、当時はモノクロだったと思っていましたが、カラーだったのですね、懐かしく見ています。 北京の55日 [DVD] 関連情報
店で探したが見つからなかったもので、ここで手に入れられたので懐かしく拝聴している。
北京にテニス仲間と行きましたが予習のために購入しました。少しは予習になったかな 北京の55日(デジタルニューマスター版) [DVD] 関連情報
所感は3つあります。ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書を先に読みました。そちらはご本人の書きためた草稿を元にしたものらしく文体が文語調なのですが、それだけに私には胸に迫る物がありました。一方こちらの本の後書きでは、前出の本には「潤色がある」と一刀両断でした。どの辺りに潤色があったのか気になっています。柴五郎大将が大変立派な方だったということとは話がそれてしまいますが、会津藩のご出身であり、会津戦争の経験者ということで、幕末の会津藩の所作に脚色や隠蔽がないかという点も気になりました。というのも、柴大将について自分で調べているうちに「会津観光史学」という言葉について知ることになったためです。柴大将は若い頃、清朝中国でスパイ活動もされていたことが書かれていますが、翻って現在の日本国内に中国人のスパイが溢れていると言われていることを考えると、大東亜戦争の敗北以来、日本人が失ってしまった大切なものについて考え直すきっかけもになりました。 守城の人―明治人柴五郎大将の生涯 (光人社NF文庫) 関連情報
1900年におきた義和団事件を扱った映画。主にアメリカ軍人とイギリス領事の視点で物語りは進み、彼らの苦悩が描かれている。義和団の大挙して押し寄せるイメージ(これに残虐性と陰湿さもプラスされる)と各国列強の整然と隊列を乱さずスマートなイメージの対比が印象的。列強側の人間が感じた「なぜ故郷でもない場所で戦闘をしているのか。なぜ北京にいるのか」という根本的な疑問は、身の危険を感じなければ浮かんでこない。また、そのような疑問を感じながらも、列強各国の清における利益云々などの駆け引きによって「撤退」という選択肢を隅においやる。そのような列強の思惑によって、中国に住んでいる現地の人々の生活がどのようになるのかは主として描かれていない。現地人ではなく、外国人居留民やアメリカ軍人と現地の中国人との間に生まれた少女がアクセントとして挿入されるのみである。この映画は1963年に制作されているが、この映画制作と前後してアメリカはベトナム戦争に突入する。異国の地に出兵することとは一体何なのか。何のために出兵するのか。この映画は、異国の地に関与する「先進国」の視点が如実に描かれているように感じた。余談だが、清の皇太子が俗に言う中国人っぽくないので、序盤はずいぶんと混乱させられた。1963年制作。 北京の55日 デジタルニューマスター版 [DVD] 関連情報