江戸の寺社めぐり―鎌倉・江ノ島・お伊勢さん (歴史文化ライブラリー)
近世における寺社参詣の実体を、歴史学・宗教学・民俗学等の知見を豊富に盛り込み立体的に示した本。宗教施設での聖なる経験と世俗的なお楽しみがうまい具合に共存した、あるいはその相反する両極が共存していたからこそ聖俗の両者がその力をより強めた江戸の旅文化が、旅のコーディネーターたる御師らの来歴や活動、布教および経済活動として色々と工夫する寺社の動向、そして主に効果的な現世利益を求めて旅立ちつつ各地の食事を堪能し名所を享楽する旅行者たちの具体的な行動や、彼らが五感で受け止めたモノたちの記述を通して明らかにされている。そのようにして大衆化しややパターン化した寺社参詣に関する話がメインだが、他方で、教養にあふれた文人たちによる独自的な道行きについても適宜触れられており、興味深い。
社会経済の勢いが停滞するなか、パワースポット・ブームや伝統宗教回帰のきざしが語られる昨今、なにやら江戸時代に戻りつつあるようだ、と言う人たちがままいる。本書の著者もこうした江戸と現代との近似性を、旅に乗じたサービス業者の隆盛にも注目しつつ意識しているが、一方で、旅の危険性の高さや関所を通る際の手続きの煩雑さや聖地めぐりにおける男女間での著しい懸隔などに注意を向け、時代の近似性についてそう単純に論じられるものでもないことを歴史学者らしく適切に示唆している。とても信頼のできる入門的な書物であるといってよいだろう。
江の島ワイキキ食堂 1 (ねこぱんちコミックス)
江の島?ワイキキ?食堂?そして、ねこ?!私の大好きなキーワードがてんこ盛り。
もう読むしかないでしょう。という事で内容も分からず購入しました。
でも買って大正解。不思議なねこオードリーとワイキキ食堂を営む料理人頼ちゃん、それを取り巻く江の島の住人達。
ほのぼのとしたストーリーは、読んでいると心がほこほこと暖かくなります。
恵比寿屋さんの幽霊の話や、オードリーが東京に行ってしまった話は泣きました。。
ねこ好きな方もそうでない方も。心がちょっとささくれだってしまった時に是非。おススメです。
トレーン Nゲージ NO.84 江ノ電
鎌倉へ観光旅行に行った際、念願の江ノ電に乗ることができ、その想い出の品として江ノ電グッズショップ(江ノ電鎌倉駅構内)で購入しました。
プラレールのようなデフォルメされた「玩具」とは違い、造形・彩色共に、「模型」と呼ぶに相応しいつくりになっています。
江ノ電の持つ、どことなく懐かしい、味わいのある雰囲気がきちんと再現されているように感じました。
時々眺めて感傷に浸りたいと思います。
江ノ島
93年9月8日発売。発売元は,サザンと同じくビクターさん。音源はオリジナルです。
オリコン誌シングルチャートでは,最高位2位を記録(89.9万枚。19週チャートイン)。
いま聴いても全く古さを感じさせません。イカしたサウンドです!名曲の洪水!
あらためて桑田さんの,けた外れで枯渇しない豊かな才能を再認識させられる1枚。